[10]家庭内カースト|できないものはできません。思い通りに動かない孫嫁に義祖父母はイライラ

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前回のお話

ゆかりさんの婚約者ともやさんの実家では、義祖父母が絶対的な権力を持ち義母を家政婦のように扱い、義母は義祖父母に怒られたり嫌味を言われてばかりでも黙って従い、義父は何も言わず見ているだけ。結婚の挨拶で初めて義実家を訪れたゆかりさんは、義家族の様子を見て驚きます。ともやさんはおかしいと思いつつも祖父母に反論すると母親が責められるため何も言わない方がいいと思っていました。結婚の挨拶から1ヶ月後、義母が骨折して入院したからと義実家に呼ばれたゆかりさん。義祖父母は、入院中の義母の代わりにゆかりさんに自分たちの世話をさせようと考え呼びつけたのでした。ともやさんはゆかりさんに迷惑をかけまいと一人で実家に行こうとしましたが、ゆかりさんは何か考えがあるようで義実家へ行くことを決意。義実家へ到着すると、すぐに義祖母から掃除と夕食作りを言いつけられるゆかりさん。何も言わないともやさんを横目に、ゆかりさんは笑顔で引き受けて家事に取り掛かります。義祖母はゆかりさんにお礼を言うどころかやって当然という態度。ゆかりさんは掃除を終えるとすぐさま夕食作りに取り掛かりました。しばらくしてゆかりさんがテーブルに運んできたのは山盛りのカレーライスでした。

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いつもと勝手が違う。いう事を聞かない孫嫁にイライラ

骨折して入院中の義母に代わって義実家の掃除と夕食作りを義祖母から指示された私。私は笑顔で引き受け、夕食にはカレーライスを作りました。「お待たせしました~」とカレーライスを運んでいくと、「・・なんだこれは?」「こんなもの食えん」とご立腹の義祖父母。私はきょとんとしながら「え?カレーライスですよ」「えーおいしいのに・・」と返しました。

私はササッと椅子に座ると「いっただきまーす!」と自分のカレーライスを食べ始めました。「こら!食えないって言ってるだろ!?」と義祖母に言われても、「ともや!これはどうなっとるんだ!」と後ろで義祖父が怒鳴っていても気にしません。私は「おいし~」とカレーライスを食べ続けました。

私たちのやり取りを見ていたともやが「あのさ、ゆかりは好意で来てくれたんだよ?食べなよ!」となだめますが、義祖父母は「食わん!」と頑なな態度。「お義父さんはどうします?」と聞くと、義父は静かに「・・食べる」と言って席につきました。

カレーライスなど食べないと言い張る義祖父母ですが、お腹は空いているようで・・二人ともぐーぐーとお腹が鳴り始めました。「もー!これしかないんですから食べてください!」と言うと、「許すのは今日だけだからな!ふん!」「なんの嫌がらせ・・まったく・・」とぶつぶつ文句を言いながらもカレーライスを食べ始めました。

しばらくすると、あれだけ文句を言っていた義祖父母も綺麗にカレーライスを完食。後片付けを始めると、「ゆかりさん、そろそろお風呂」と義祖母に言われました。「え?洗い物とお風呂、同時にできませんけど?」と返すと、「それをやるのが嫁の仕事だ!!」と怒られてしまいました。でも、怒鳴られてもできないものはできません。

義実家で夕食作りを頼まれたゆかりさんはカレーライスを作りましたが、義祖父母は「こんなもの食えん!」と怒りだしました。ゆかりさんが気せず一人でカレーライスを食べ始めると、義祖父母はますますご立腹。ともやさんがなだめても「食わん!」の一点張りだった義祖父母ですが、空腹には抗えず結局はカレーライスを完食。すると、今度は夕食の後片付けをしているゆかりさんにお風呂を沸かすように言ってきました。ゆかりさんが「え?洗い物とお風呂、同時にできませんけど?」と言うと、義祖母は「それをやるのが嫁の仕事だ!」と怒鳴りつけました。
何をしてもらっても文句ばかりの義祖父母。義母はこれが毎日なのですよね・・。自分でできる事は少しくらい自分でやってもらいたいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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