[1]家庭内カースト|義祖母に怒られてばかりの義母。結婚挨拶で知った義家族の関係性

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結婚が決まり挨拶のために初めて相手の実家を訪れる時はドキドキですよね。ご両親はどんな方なのか、受け入れてもらえるのか、粗相をしてしまったらどうしよう・・心配は尽きません。今回は、ともやさんの実家に結婚の挨拶に訪れたゆかりさんのお話です。義実家には義両親と義父の両親が住んでいました。ゆかりさんは、義祖父母が義母に対して当たりがきついことに驚きます・・。

結婚挨拶の場でビクッ!義母にやたら厳しい義祖父母

ともやとの結婚が決まり、今日は初めてともやの実家に結婚の挨拶に来ました。緊張しながら玄関に入ると「いらっしゃい!さぁさぁ、あがってあがって」と笑顔で義母が出迎えてくれ少し緊張がほぐれました。居間に通されるとともやが「じいちゃんとばあちゃんと父」と紹介してくれ、みなさんに「初めまして。ゆかりと申します」と挨拶すると、笑顔もなく「どうも」とボソッと呟く義祖母、無言で私を見るだけの義祖父、そして義父は無言で会釈。義母は慌ただしく動き回っていました。

挨拶を終え、そわそわしながら座っていると義母が「はいどうぞ」とお茶を出してくれました。すると、お礼を言いかけた私の声を遮り、義祖母が「こら!よしこ。お茶はじーさんからでしょ!」と声を荒げました。義母は慌てて「あ、すみません。お客さまからと思って・・」と謝ります。叱られる義母を見て私は内心驚きました。

「お客さま?ともやの嫁になるならもうお客さまじゃない。家族だ」と言う義祖母に、義母は「そう、そうですね。もう家族ですね・・。はい、お義母さんもどうぞ」と笑顔でお茶を差し出しました。すると今度は、お茶を飲んだ義祖父が「・・ぬるい」と顔をしかめ、「まったく。よしこはいつまで経ってもお茶もまともに淹れられないのかね?」と義祖母が呆れたように言いました。義母は俯きながら「申し訳ありません・・」と謝りました。

私は謝ってばかりの義母に「あっ・・私、猫舌なんでありがたいです!もしかしてともやさん伝えてくれていたの?」と笑顔で言いました。すると、義母の顔がパッと明るくなりました。

「よかったらケーキもどうぞ」と義母がケーキを出してくれ「わっ!ありが・・」とお礼を言おうとすると、またもや義祖母が「まーたこんな甘いもの用意して」と遮りました。「ふん!早く仏様にお迎えにきてくれってことかしら?」と嫌味を言う義祖母に「・・そんなつもりは・・」と困り顔の義母。義祖母と義母のやり取りに私は困惑してしまいました。

結婚の挨拶でともやさんの実家を訪れたゆかりさん。そこで目にしたのは、義母に厳しく接する義祖母と、それに対して何も言わない義父の姿。義実家では序列を重んじているようでした。義祖父母に何を言われても笑顔で応え、謝ってばかりの義母。そんな義家族の様子にゆかりさんは困惑してしまいます。
義母に怒ってばかりの義祖母と、それを当然のことと思っているような義祖父と義父。初めて訪れた義実家でこんな様子を見たら驚いてしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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