2人が言い争っていても我関せずな義父

ある日、義母から「今晩は焼肉なんだけど食べに来ない?」と誘われた私たち。すぐに義実家へ向かうと、義母は「まただわ」とため息。話を聞くと、義母はお肉は多少高くても産地にこだわるタイプ。一方で義祖母が選ぶのは、いつも外国産のお肉ばかり。しかも義祖母自身はその肉には手をつけず、義母が用意した国産肉ばかり食べるのがどうにも気に入らない様子です。「私たちは後から良い肉を食べるわよ!」義母にそう言われ、私は「分かりました!」と頷いたのでした。
「桃子さんも遠慮せず食べなさいね」義父にそう声をかけられ、私は引きつった笑顔で「ありがとうございます」と答えました。義母から「先に義祖母が買ってきたお肉を焼いて、私たちは後で良いお肉を食べる」と言われていた私は、義母の表情をうかがうようにチラッと視線を向けました。

義母は、何も言わずにうんうんと頷きます。おそらく「いいお肉を焼くまで、もう少し待っててね」という合図なのでしょう。すると、なかなか箸をつけない私の様子を見た義祖母が、「なぁに、どこかの姑にでも肉を食べるなって言われたんじゃないの~?」と義母に向かって嫌味を放ちました。それに義母もすぐさま、「あらお義母さん、ご自分のことですかぁ?」と応戦します。

売り言葉に買い言葉。義祖母はガタッと席を立ち「私はそんな意地悪なことはしないわよ!」と声を荒らげました。・・・ああ、また喧嘩が始まる。そう思った瞬間、「おい、おかわり」義父の一言が、2人の言い争いを遮りました。義父は、2人がどれだけ喧嘩していようと態度を変えることはありません。ここまでくると慣れっこなのでしょうか。

すると太郎が「俺ゆうた見とくから、ゆっくり食べなよ」と声をかけてくれました。私が「ありがとう」と言って、太郎にゆうたを任せようとしたその時、義父が「なんだ太郎、まだ飲むだろう?」と声をかけます。そして続けざまに義母へ向かって「おい、ゆうたを見ててやれ」と命令するように言いました。

義母に視線を向けると、忙しなくお肉を焼いています。さすがにこの状態でゆうたを任せるのは申し訳ないと思った私は「大丈夫です」と断りました。けれど義母は、「良いのよ桃子ちゃん、座ってなさい」そう言ってそっと良いお肉を差し出してくれます。義父は私には優しいのに、義母にはそうでもないな・・・そんなことをつい考えてしまったのでした。
桃子さんたちには穏やかで優しいのに、義母にだけ妙に上から目線な義父。義母は、料理も掃除も孫の世話も、すべて自分がやることに慣れている様子ですが、桃子さんの目にはどこか違和感として映ります。太郎さん一家には、今もなお亭主関白の名残がうっすらと残っているように感じられますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く4児の母。
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義父、あなたが子どもの事を見ててもいいのよ。あなたがその態度だから、義母は義祖母とケンカしてたりして。亭主関白はもう古いよ。