前回のお話
結婚して以来、家庭内カーストのある義実家に入り、義父母と義姉と同居している妻カエデさん。専業主婦であることを見下されながら、全ての家事と家族全員の雑用をひとりでこなしていました。カエデさんは義母に言われるがまま仕事を辞めて家庭に入りましたが、子どもたちが大きくなり塾に通うことになると甘えてないで働けと勝手なことを言われ、仕事を見つけた時にもう家族の世話はしないと心に決めたのでした。それまで全てカエデさんがしてくれていたことを自分でしなければならなくなり、夫ユウタさん「手を抜きすぎ」「家事ができないなら仕事辞めれば」などと自分本位なことばかり言った挙句、家族だから助け合うのが当然と言い出しました。カエデさんは、結婚した時に義母から「家族じゃない」と言われたことを伝えました。
義家族と完全同居［１１－１］私、家族じゃないから。
カエデさんだけが血が繋がっておらず、家族ではないと義母に言われたと聞き、ユウタさんは「え、母さんそんなこと言ったの？」と動揺していました。「うん。だから自分のことを自分でやらないとね。ユウタもお義父さんやお義母さんの介護とか必要になった時に困るよ？」とカエデさんはサラリと言いました。
「私をあてにしないで、家族のことは家族で助け合ってね。」カエデさんは笑顔でそう言ってポンとユウタさんの肩を叩くのでした。突き放されたユウタさんは「そんな・・・」と、家のことを何もできない自分に気付き、絶望的な気持ちになりました。
最終話
----------------
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：まりお
９歳男児６歳女児の２児の母です。
