[56]「なんて恐ろしい子」証拠があっても絶対に認めない。学童でトラブルに巻き込まれた話|赤井ふみのまっかな日常

前回のお話
偶然会った米田先生とお茶をした赤井ふみさん。娘ちゃんのメモの事件の事を話すうちに、米田先生は「私個人の愚痴ということにしてください」と前置きをして、実は米田先生はホウサク君とナエコさんが心底怖いのだと打ち明けたのでした。なぜ怖くなったのかというと・・・。

ムスメが学童でトラブルに巻き込まれたお話56


娘ちゃんのメモがめちゃくちゃにされた事件の時にホウサク君とふたりで面談をした米田先生は、
「大切な物を盗られた人の気持ちを考えてみない?」と諭したのですが、

「ハァー!?」

ホウサクくんが返した言葉はひどいものでした。

「っとにお前うぜーババーだな!!まだ疑ってんのかよ!!
オレやってないって言ってんだろ!」

もちろん保身のためのウソだと言うことは、米田先生にはわかっていました。
さらにホウサク君は続けます。

「ムスメってあいつさぁ「おこってない」って自分で書いて貼ってたよなぁ?
ならいつまでも引っ張るなよ
しつけーんだよ!!グズグズしやがって」

その言葉に米田先生は本当に驚いたのでした。

証拠を挙げ、ホウサク君と向き合って話した米田先生でしたが、ホウサク君は最後まで認めないどころかひどい言いようでした。
どんな揚げ足を取られるのかと何も言えなくなってしまった米田先生は、なんて恐ろしい子なのだと思ったのだそうです。





いつも元気な先生の顔が影を持っていたので、これまでホウサク君たちにほとほと手を焼いていた様子が赤井ふみさんにはよくわかりました。
さらに米田先生は静かにぽちぽち話し始めました。

[57]につづきます。

赤井ふみ
のんびり屋の私と元気いっぱいのムスメ、時々オトンで送る生活で起こったことやわたしの体験談を絵にしています。
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きっと米田先生はこれまでに何度もホウサク君たちと向き合おう、話し合おうとしてきたのでしょうね。
[ママ広場編集部]

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