[31]新入社員はフレネミー女子|都合が悪くなったら逃げるところも変わっていない。最後まで他責思考な元後輩

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前回のお話

数年前、新入社員として入ってきた田中さんの教育係だった結衣さんは、不正に残業代を稼いだり、結衣さんが作った資料を自分が作ったかのように振る舞ったりするなど、田中さんの数々の問題行動に悩まされていました。しかし、結衣さんと藤澤さんの協力によって田中さんのこれまでの問題行動が明るみに出ると、何かと理由をつけて逃げるように退職。結衣さんは田中さんと縁が切れてホッとしますが、それから数年後、今度は娘のスイちゃんが通う保育園で田中さんに再開します。あの頃から何も変わっていない田中さんは、保育園のママ友たちに結衣さんの事実無根の悪評を流し、しまいには結衣さんの夫・健太さんにも嘘を吹き込みます。それからしばらくして、保育園のクラス委員を決める集まりがありました。保護者が集まり始めると、なんと田中さんは「前職ではパワハラで退職に追い込まれましたが、ここでクラス委員に立候補して、ポテンシャルを活かしたい」と大声で話し始めました。すると周りの保護者の視線は結衣さんへ。田中さんは「皆さん知ってますよ」と勝ち誇ったように言い、健太さんにも加勢してもらおうとしますが、ここで予想外の展開が。味方につけたと思っていた健太さんが、驚くことに結衣さんの肩を持ち始めたのです。焦る田中さんの前で、結衣さんはひとつひとつ事実を挙げながら田中さんのデマに反論していきます。それでも自分は被害者だと言い張る田中さんでしたが、健太さんがかつて結衣さんたちの会社に出向していた事実を知り、顔を青ざめたのでした。

1話目から読む

庇ってくれる保護者たちに目頭が熱くなる

実は夫の健太は、私が勤める会社に出向していました。そのため、上司に嘘の報告をしたり、自分のミスを他人に押し付けて退職していった田中さんの過去も、もちろん知っています。まさか健太も同じ会社に勤めていたなんて思いもしなかった田中さんは、追い詰められたのか顔面蒼白。「私は何も悪いことなんてしていないし嘘もついてない!皆さんわかってくれますよね!?」と声を荒げる彼女の姿に、私たちはただ呆れるしかありませんでした。

すると、ひとりのママさんが「あの・・・いろいろな噂が飛び交っていると思うんですけど、私はスイちゃんママがそんなことするとは思えないんです」と口を開きました。その言葉に、隣にいた別のママさんも同意するように頷きます。

「去年、私が役員だった時、相談に乗ってくれたりお手伝いもしてくれて・・・その時も誰かの悪口を言われることもなくて」そう話すママさんの言葉に、周りにいたほかの保護者たちも次々と頷きます。その光景を見て、私は目頭が熱くなりました。

すると、また別のママさんが手を上げ、「スイちゃんが意地悪してるみたいなことお話されていましたけど、うちの子は田中さんのお子さんに押されたり、蹴られたりしているところをスイちゃんが助けてくれて」と、またしても私をかばってくれました。田中さんは、自分に味方がいないと悟ったのか、その場でわなわなと震え始めました。

田中さんは、「違う!みんな騙されている!私は悪くない!もうこの場にはいたくありません!園も退園します!」と声を張り上げました。この期に及んでもなお、自分の非を認めず他人のせいにする田中さん。私たちは、声を荒らげる彼女を無表情で見つめました。

やっぱり田中さんは、何ひとつ変わっていませんでした。教室から走り去っていくその背中を、私と健太をはじめ、居合わせた多くの保護者たちが黙って見送ります。声をかける人も、追いかける人も、誰ひとりいませんでした。

やはり、普段から人当たりがよく、さりげない気配りを欠かさない結衣さんの姿は、ちゃんと周囲の人たちに届いていたんですね。後から現れた田中さんが何を言おうと、それを鵜呑みにする人は誰ひとりいませんでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

最新のコメント
  • 河合優輝 より

    はぁ?ほんと、自分勝手な女だな!旦那が出てきてないけれども、どんな顔しているのか見たくなってきた

  • みんみん より

    う~ん。
    こんな田中さんの夫になっていた人(もしかして未婚?)の顔が見てみたいかも。
    主人公の元カレだったら、抱腹絶倒だわ。

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