産後の運動不足が心配。そんな方におススメな運動は「バランスボール」!

産後の運動不足が心配、でも赤ちゃんがいるからしっかり運動するのは難しい・・・そんな産後ママのお悩みに、今回は理学療法士であり、ボールインストラクターでもある、脳卒中リハビリセンターMOMOKA副代表、藤澤素子さんにお伺いしました。



バランスボール、家に転がっていませんか?

ダイエットに良い、体幹が鍛えられる、簡単に運動不足解消できそうということで、バランスボールを購入した方いらっしゃるのではないでしょうか?今回は、産後のママ向けに日常で取り入れられる、バランスボールの使い方についてご説明していきます。

おすすめのバランスボールってあるの?

まずは、おすすめのバランスボールをご紹介します。
赤ちゃんを抱っこしながら弾む方や、めまいが心配という方は、安全で安定感のあるものを選びましょう。
おすすめはゴムが二重構造になっているものです。
万が一破れても破裂しない構造になっています。また、素材が硬めで、沈み込みすぎないものがいいでしょう。
お値段はだいたい5,000~6,000円くらいで購入できるかと思います。
インターネットなどで探してみてください。
低価格に抑えたい、とりあえず試しにやってみたいという方は、スポーツ店やホームセンターにあるもので十分だと思います。

次にバランスボールの大きさですが、身長で選んでいきましょう。

身長が154cm以下の方は45cmのボール、身長155cm~169cmの方は55cmのボール、身長170cm以上の方は65cmのボールが基準となります。
空気の入れ具合でも大きさが変わるので、迷ったら55cmのボールで十分だと思います。
(参考)ギムニク ショップ https://www.gymnicshop.com/

産後のママにおすすめの運動方法、教えます!

次に、産後のママこそやってほしい、バランスボールで“ながら運動”をご紹介します。
それは・・・座って弾むだけ!それだけで体幹にアプローチでき、産後の弱った骨盤周り・体幹に効きます。
軽い有酸素運動になるため、運動不足を解消したい方にもおすすめです。
運動時のコツとしては、バランスボールに座る時の姿勢に注意しましょう。

姿勢が崩れてしまったり、間違った姿勢で行うと、効果が薄れたり、怪我の原因になってしまいます。

今回は姿勢のポイントを2つお伝えします。

1つ目は、脚を大きく開き、膝が内側に入らないようにすること。
2つ目は、腰が猫背や反り腰にならないようにすることです。

しっかりお尻に体重をかけると安定するので、そのまま軽くはずみます。
周りの環境に十分注意し、無理なく行うようにしてください。

執筆者

藤澤素子
一般社団法人体力メンテナンス協会認定バランスボールインストラクター
理学療法士

リハビリ施設で理学療法士として働きながら、同施設でバランスボールを使った筋トレや有酸素運動などのレッスンを開催中。
対面レッスンでは主に50~80代の方向けに姿勢矯正や身体のお悩みに合わせたメニューを実施。
オンラインレッスンでは「朝の30分で整う」をテーマに、20~40代の忙しいママでもスキマ時間にできる運動不足解消メニューを行っています。
バランスボールで運動することで、体力向上・骨盤矯正・自律神経の調整に繋がるので、産後ケアの一環としても注目されています。
また、YouTube『MOMOKAバランスボールチャンネル』では、動画を見ながら一緒にできるメニューを投稿しています。

脳卒中リハビリセンターMOMOKA
https://momoka.aishin-assn.com

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