我が家の娘ちゃん(現在5歳)は、予定より早く産まれたため、体重も2500gと少し小さめの赤ちゃんでした。
体重がなかなか増えず、指摘される事を覚悟で受診した3ヶ月健診。
そこでまさかの発覚が…
3ヶ月健診で予想外のことが発覚…
先生から「この子、股関節脱臼の疑いがあるから、すぐに病院に行ってね」と言われ、紹介状をもらいました。
翌日、近所の総合病院の整形外科を受診し、『発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)』と診断されました。
先生から、「お母さん、何か気付かなかった?」と聞かれ、全く気付かなかった自分に愕然としました。
発育性股関節形成不全って何?原因は?症状は?
家に帰り調べてみると、
◆発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)とは
出生時または生後数ヶ月の間に、大腿骨と骨盤の位置関係が悪くなり股関節が脱臼した状態。
最近では出生1,000人に2~3人と比較的まれで、万が一見逃された場合、跛行などの障害を残してしまう可能性がある。
◆原因
遺伝的因(関節がゆるい・親族に股関節脱臼の方がいる…等)
外部素因(骨盤位・向き癖・おむつのあて方・抱き方…等)
◆症状
①脚の長さの左右差
②太ももやおしりのシワの左右差
③足の開きの左右差
幸い、赤ちゃんには痛みはないそうです。
症状が全て当てはまる…!?
なぜ気づかなかったのか…
普通は気付くのか…??
全く気付いてあげられなくてごめんね…。
治療方法は?
後日、小児整形外科のある病院に転院し治療が始まりました。
娘ちゃんは比較的軽い脱臼だったため、『リーメン・ビューゲル』という装具を装着して治療しました。
24時間常に装具は着けっぱなしで、装着期間は約3ヶ月。
装着時、何も分からない娘ちゃんは大泣き、その姿を見て何もしてあげれない私も大泣き…
これからの生活の仕方・注意点等を聞いても不安だらけでした。
生活の仕方と注意点
先生からは、「両脚を開いた状態を保ちたいので、なるべく寝かしたままの状態にしてください。
チャイルドシート・抱っこ(抱っこひも)は必要最低限にしてください。」と言われたので、どこへ行くにも常にベビーカーでの移動でした。
(娘ちゃんは体が小さめだったので、脚を開いたままベビーカーに乗せれたので助かりました。)
お風呂に入る時も装具を着けたままだったのでとても大変で、旦那さんがいない時は当時5歳のお兄ちゃんが頑張ってお手伝いをしてくれました。
服選びもまた一苦労で、なかなか両脚を開いたまま着れるものがなく、可愛さを諦めなるべく大きい服や太目の服ばかり選びました。
待ちに待った装着から3ヶ月後の検診日
ようやく装具がとれると思い喜んだのも束の間、先生から「もう1ヶ月このまま様子を見ましょう」と言われてしまいました(泣)
そして翌月の検診日も…(泣)
寝返りの時期になってもまだ装具がとれず、うずうずしている娘ちゃん。
動きたくても動けない…
ところがある日、少し目を離した隙に装具を付けたまま寝返りをしていました!?
大泣きの娘ちゃん。
何が起こったのか分からない私に、一部始終を見ていたお兄ちゃんが再現してくれました。
あまりに突然で、しかも装具を着けたままの寝返り、心配になりすぐに担当の先生に状況報告をしました。
先生からは「自分から自然に寝返りしたなら大丈夫!でも普通は装具があるから寝返りは出来ないと思うよ。」と言われました。
そんなにも動きたかったんだね(笑)
装着から5ヶ月目。ついに…!?
そんなこんなで装着から5ヶ月後の検診日…ついに装具が取れました!!
装具が取れて完治かと思ったら、更に次の問題が…(泣)
まだまだ通院は続きますが、装具があり寝返りもお座りも出来なかった娘ちゃん、これからは自由だよー!!
よく頑張ったね~^^
最近では発育性股関節形成不全そのものの減少により、股関節脱臼に対し十分な注意を払わず見逃す事も多いそうです。
3ヶ月健診で股関節脱臼を発見してくれた先生に感謝しつつ、今以上に子どもの様子を注意深く見ていこうと思います。