何かあったと聞いても無言。「話せないようなことなの?」不安が広がる

彼女ではないけれど、好きになった女の子の誕生日にブランド物の財布(なんと8万円!!)をあげたいと、お小遣いで足りない分の3万円を父親から借りてご機嫌だったショウ。でもそれから一週間後、学校からうなだれて帰って来たのを見て何かあったのかと不安になりました。
サッサと自分の部屋に入って行くショウを見て、「あら・・プレゼントだけ渡して振られたって感じかな?」と思った私。「そもそも高校生でそんな高いものプレゼントするのがおかしいのよ・・懲りてくれたらいいんだけど」と心の中で呟いていると、「ブブブッ」とスマホがなりました。

「あれ・・学校から電話・・?」そう思いながら、「はい三ツ月です」と電話に出ると、「お母様ですか?お世話になってます。ショウ君の担任のサトウです。ショウ君がお友だちにお財布をプレゼントしたことはご存知でしょうか?」と担任のサトウ先生に言われ、「あ・・はいそれは」と答えると、「そのことでお話がありまして、明日学校に来ていただけますか?」先生に話があると言われて驚く私。

そして、「ショウ~。今先生から連絡あったんだけど?何かあった?」ショウの部屋の前でたずねるも、何も答えず無言。シーンとしたショウの部屋の前で、「無言?なに?話せないようなことなの?」と驚いた私は、「ねぇ・・」

「悪さはしてないよね?」と聞きました。でもやっぱり無言。「しないか・・ショウは、しないね。悪さは・・」と言いながら、「うん・・しないしない。・・しないと信じたい!!」と心の中で呟くのでした。
そして翌日、約束の時間に学校へ向かった私は、

「こちらでお待ちください~」そう言われ、「ハイ」と返事をして教室の中に入ると、先に来ていた2人のお母さんの姿が!!「え・・どういう状況?」驚きと同時にドキドキが止まりませんでした。
あんなに嬉しそうにお金を受け取っていたのに、落ち込んで帰って来たショウ君。そんな姿を見てお母さんが心配するのも当然ですよね。そして突然の学校からの呼び出し!担任の先生と2人で話すのかと思いきや、他にお母さんが2人!?こんな状況になったらますます不安が募りますよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
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全員ミツグくんの母親?
モラハラめいたことをしちゃった?