貯めていたお年玉も残りわずか。いつの間にかみつぐ君になっていた息子

最近ショウが何かと理由をつけてやたらとお金を要求してきていた理由がわかりました。なんと、片思いの同級生の女の子に8万円もするハイブランドの財布をプレゼントするためにお金を貯めようとしていたのです。本人から直接買ってと言われたわけではないようですが、欲しいと言っているのを聞いて誕生日にプレゼントしたいと思ったようです。
好きな子に喜んで欲しいというショウの気持ちは分からなくもないですが、高校生が8万円のプレゼントを渡すなんてやはり普通ではありません。「お金は渡せない。というか、そんな高いお財布を要求する子って・・申し訳ないけど信用できない」私がそう言うと、ショウは「は?なんでだよ」と反発。「なんでって・・高校生でそんな高いものを要求するなんておかしくない?」冷静さを失っているように見えるショウに私は必死に説明しました。

「だーかーらぁー。俺が渡したいだけだってば!」と聞く耳を持たないショウに、「お年玉やお小遣いを貯めてたでしょ?」と聞いてみると、「それじゃ足りない」とのこと。小さい頃から貯めていたからけっこうあったはず・・と思いながら「どうして??」と聞くと、

ショウは「それは、使ったから?」とさらり。嫌な予感・・。「何に???」と聞くと「だから、みんなで遊びに行くときとか?」と言うので、

「まさか・・いつもその女の子に奢ってるとか??」と恐る恐る聞きました。違うと言ってくれ・・という願いも虚しく、「あ・・いや・・」と鼻の下を伸ばして照れ臭そうに答えるショウ。ヤバい・・完全にみつぐ君じゃん。

深いため息とともに「あんたわかってる??完全にみつぐ君だよ?」と言うと、ショウは「なに?みつぐ君って??」ときょとん。私は心を鬼にして「ただのATM!お金を出してくれるだけの人ってことよ!」と悲しい現実をショウに告げました。
高額なプレゼントだけでなく、普段からその女の子のためにお金を使っていたショウくん。ショウくんは自分の意思でやっているつもりのようですが、うまく利用されている気がしてなりませんね。真実を伝えてショウくんを傷つけることになるかもしれませんが、親としては黙って見過ごせません。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。
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いただき女子だ。
そんなもんありがと♡で全部奢ってくれるATMに成り下がってるのにニヤニヤしてる息子に現実突きつけてやって欲しい。
貢くんは私の時代にもあったけど、本当に「どうでもいいひと」扱いされていたよ。好きでも何でもない。
高校生で奢られ慣れててハイブラの財布をわざわざ欲しがるって「いただき◯◯ちゃん」じゃん。
こんなバカ息子だったら追い出してるわ。