「うちの子、勉強習慣が全然つかなくて・・・」
「宿題が少ない学校だから、家で何をさせたらいいのかわからない」
「中学生になってから急に授業についていけなくなって不安」
そんな声を多くの保護者から聞きます。実は、こうした悩みはあなただけのものではなく、どのご家庭でも一度は直面する『よくある壁』です。
勉強習慣や集中力は、生まれつきの才能ではなく「環境」と「関わり方」で育つもの。今回は、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾の校長経験もある、株式会社脳レボ代表取締役の川谷潤太さんに、家庭でできる勉強習慣づけと親の関わり方についてお答えいただきました。

Q1)中学生になってから勉強習慣をつけるのは遅い?
「小学生のうちに習慣をつけないともう遅いのでは・・・」と不安に思う方もいますが、結論は遅くありません。むしろ中学生になってからでも十分に間に合います。
人が大きく成長するのは「初心者」と「トップアスリート」と言われます。どちらも『新しいことを吸収する純粋さ』を持っているからです。つまり、いつからでも習慣づけは可能。
ポイントは「小さな成功体験」を積ませること。
・机に座るだけでもOK
・問題集を1ページだけでもOK
できたことを認め、「よくやったね!」と声をかけることで、自信が芽生えます。この積み重ねが『習慣の芽』になります。
Q2)中学に入ったら勉強についていけなくなりました・・・
中学に入ると授業スピードが速くなり、小学校のように「繰り返し学習」でカバーしてくれません。そのため、ついていけない子が増えるのです。
ここで大切なのは、「わからないところを放置しないこと」。
例えば、数学の1学期でつまずくと、2学期以降の内容がすべて理解できなくなります。
対応のコツは、
1)定期テストやワークで「苦手単元」を特定する
2)その部分だけを短時間で復習する
3)できたら再度テスト問題を解いて確認
このサイクルを繰り返すことで「苦手が得意に変わる」体験を積ませられます。
親としては「どこでつまずいているのか?」を一緒に確認してあげるだけでもサポートになります。
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