子どもの小さなケガにどう対応する?小児外科専門医竹内先生にお伺いしました

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消毒は必要?

昔は消毒液を使うことが一般的でしたが、現在では日常的な小さな傷に対して、必ずしも消毒が必要とは考えられていません。消毒液は細菌だけでなく、傷を治そうとする正常な細胞まで傷つけてしまうことがあるためです。そのため、家庭での小さな擦り傷程度であれば、「まずしっかり洗う」ことが最も重要になります。

絆創膏を貼る時の注意点

傷を保護する目的で絆創膏は役立ちます。最近は、湿潤療法用の絆創膏(ハイドロコロイド素材など)も市販されています。ただし、どんな傷にも万能というわけではありません。
▷汚れた傷
▷感染している傷
▷ジュクジュクが強い傷
では、かえって悪化することもあります。

また、子どもは絆創膏が好きで、ずっと貼りたがることがありますよね。しかし貼りっぱなしにすると、
◆蒸れる
◆皮膚がふやける
◆かぶれる
◆細菌が増えやすくなる
ことがあります。
汗をかいたり、水遊びで濡れたりしたときは交換し、汚れていなくても1日1回程度は貼り替えると安心です。

こんなときは受診を

多くの小さな傷は家庭で対応できますが、次のような場合は医療機関へ相談しましょう。
・出血が止まらない
・傷が深い
・傷が大きく開いている
・顔のケガ
・ガラスや砂が入り込んでいる
・動物や人に噛まれた
・赤く腫れてきた
・膿が出る
・強い痛みが続く
・発熱を伴う
また、頭をぶつけた場合は、傷だけでなく、「ぼーっとしている」「何度も吐く」などの症状にも注意が必要です。

まとめ

子どもの小さなケガでは、
○水道水でしっかり洗う
○必要に応じて保護する
○乾燥させすぎない
○貼りっぱなしにしない
ことが大切です。

昔ながらの「消毒して乾かす」ではなく、現在は『傷を守りながら治す』という考え方が主流になっています。
とはいえ、自己判断が難しい傷もあります。「このまま様子をみて大丈夫かな?」と迷ったときは、遠慮せず医療機関に相談してくださいね。

参考文献
Winter GD. Formation of the scab and the rate of epithelialization of superficial wounds in the skin of the young domestic pig. Nature. 1962.
日本皮膚科学会「創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン」
日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン」

※本記事の作成にあたり、文章表現の確認や校閲の一部に生成AIを使用しております。

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