自転車が盗まれた・・・なんと自宅から！
先日、日曜に家族で出かけようと車庫に向かっていたときのこと。
先に外にいた娘と夫が、
「ママの自転車がないよ、なんで？？」
「もしかしてどっかに置いてきた？」
と聞いてきました。
「えぇっ！」
じ、自転車？ どうしたっけ・・・。
混乱する頭で、金曜の自分を振り返ってみます。
朝：天気も良く、自転車で家を出た。
夜：天気も良く、普通に自転車に乗って帰った。
しかもどこにも寄り道してない！
そして、週末は、そもそも自転車に乗っていない。
「いや、絶対に家まで乗ってきたよ。家にあるはず！」
でも、確かにそこに自転車はない。
・・・まさか、盗まれた？？
私が乗っていた自転車は電動自転車で、購入時は10万円強ぐらいした覚えがあり・・・安いものではありません。
ただ、長男が小学校へ上がることで、自転車の前後に子供を乗せる必要がなくなり、そのタイミングで買い替えたため、乗り始めて既に8年目。
資産価値があるとは思えないことからも、売買目的ではなさそう。
でも、我が家は駅から結構遠いし、周囲に目立ったお店のようなものはなく、住宅ばかり。
どこかへ行った帰りに目がついて・・・というのは考えにくい。
な、なんで？？
しかも、自宅の車庫に置いてあったのに！
「そう言えばさ、カギは？」
夫の言葉に、返答に詰まる私。
「‥‥‥ごめん、かけてなかった」
「えぇっ？」
もちろん、外に停車させてるときは100％施錠してたのですが。
帰宅後、車庫に止めているときは、結構カギをかけ忘れてることも多く。
多分、施錠率は半々ぐらいだったかも。
「高価な自転車なのに、ちょっと、不注意過ぎない？」
夫に注意され、返す言葉もない私。
「ご、ごめんなさい・・・」
でも！
まさか、車庫とはいえ、自宅の敷地内で盗まれるなんて、微塵も思ってなかったんですー！！
8年も乗り続けた自転車。
長女を後ろに乗せ、いろんなことをおしゃべりしながら通った保育園。
長男の卒園により、一緒に登園する人数が減ってしまったさみしさはありましたが。
長男がいない、長女と二人だけの時間は、私にとってとても貴重な時間。
2人でおしゃべりしたり、ゲームをしたり、歌ったり。
長女との思い出が詰まった自転車なのです。
後ろに子供を乗せて坂の多い近所を走るのに、電動自転車はなくてはならないものでした。
そして、長女も卒園した後は、後ろの座席もカゴにし、買い物に大活躍してくれていました。
しかも自転車の鍵につけていたキーホルダーは、今は亡き祖母がはとバスツアーで東京タワーを訪れた時に買ってきてくれたもの。
盗まれた自転車は、思い出いっぱいの愛車であり、車の運転が苦手な私にとっては最強に便利な足だったのです。
盗難届を出すときのポイント：窃盗と占有離脱物横領の違いはある？
ふと、昔勉強したことを思い出す（一応法学部でした）。
駐輪場とかに停めてある自転車を盗むと、確か「占有離脱物横領罪」になって、所持しているもの（家に保管も含む）を盗んだ場合は「窃盗罪」になったはず。
そして、確か窃盗罪の方が量刑も重かった。
もしかして、コレ、空き巣に該当する？？
そしたら犯人の捜査もしてもらえるかもしれない！
8年分の思い出まで汚されたような怒りと。
施錠忘れという自分の痛恨のミスへの悔しさもあってか、
『犯人を捕まえてやりたい！ 絶対、絶対懲らしめてやるー！！』
という衝動にかられた私は、急いで近所の交番へ向かいました。
「あー、電動自転車の盗難ですか・・・。残念ですが、見つかる可能性は低いかもしれません」
ですが、若いお巡りさんの反応は、私が期待していたものとは違う感じ。
「家から・・・家の中から盗まれたので、盗難届出したいのですが」
『自宅内から盗まれた』という点をアピールしてみましたが、お巡りさん的にはあまり響いてなさそう。
家まで現場の確認に来たり、足跡とか指紋を取りに来てくれる感じではありません。
どうやら、自転車1台で盗難届を出す場合、窃盗だろうが占有離脱物横領だろうが、大きな違いはないようです。
「盗難届ですね。車体番号と防犯登録番号、わかりますか？」
「すみません、今はちょっと分かりません。でもメーカーと車種、それにパーツが変わっていたり特徴がハッキリしていて見分けがつくと思うのですが、それじゃダメですか？」
愛車は8年乗っていたため、タイヤがパンクしたり、サドルがボロボロになったりしたので、パーツが純正じゃないものに変わっている箇所がいくつかあったのです。
人気車種とはいえ、オンリーワンになっているため、見つけやすいはず、と思っていました。
でも・・・。
「車体番号か防犯登録ナンバー、出来れば両方がいいですけど、最低でもどちらかがあったほうがいいです。盗難届は一度届出を出すと情報の追加が難しいので、全部そろえた状態で再度お越しになったほうがいいです」
「8年も経っているので、番号を確認できる書面が残っているかわからないのですが」
「もしわからなければ、自転車の購入先に連絡してみて下さい。情報が残っていると思います」
お巡りさんの言葉に、出直すことにした私。
家に帰って書類を探してみたものの、やっぱり見つからず。
自転車屋さんに電話で確認をしてみると。
調べる時間が必要とのことで、その日の夜に自転車屋さんから連絡をもらい、で車体番号と防犯登録ナンバーをゲット。
これで全部揃った（自転車屋さん、ありがとう！！）。
明日の会社帰りにでも、盗難届を出しに行こう！
犯人め、首を洗って待っていろよ～！！
と意気込んでいました。
しかし。
平日、仕事帰りに何度か立ち寄ってみたものの、交番にお巡りさんがいない。
どうやらパトロール中の模様。
不在の時は電話で呼び出してくれてもいいと言われていたのですが。
緊急性のない事案で呼び出すのも、なんだか悪いし・・・。
交番ではなく、警察署まで行くといつでも受け付けてもらえるそうですが。
警察署までは車で15分と、我が家からはちょっと遠い。
仕方ない。
週末まで待って、警察署に行くしかないかなぁと思っていました。
ところが、まさかの展開！自転車が見つかったのです・・・
チャリダー主婦
中学2年生の息子と小学6年生の娘のワーママ
