前回の記事:【息子編】母は一度聞いてみたかった!「親にしてもらって良かったことは?」成人した大学生に聞いてみた。
ごきげんよう!mamanです。
前回は、お盆に帰省した子ども達に、「今まで親にしてもらって良かったと思うことはある?」とインタビューしてみて、息子がどう答えたかを書きました。
今回は、その娘編です。
サポートできたのは「まわりのこと」だけ
娘は、次のように答えてくれました。
1)早いうちから勉強の習慣をつけてくれた
2)勉強の計画の立て方を教えてくれた
3)受験や大学の情報を集めてくれた
4)勉強以外のこと(バレエなど)もさせてくれた
1)の学習習慣については、小学校のうちは、学校の勉強で躓いているところはないか確認しながら、学校の宿題と家庭学習をきちんとすることを心掛けていました。
先取り学習的なことは特にしていませんでしたが、幼いころから継続して取っている通信教育は続けていました。
でも、高学年になると、忙しくてすべてやりきることが難しくなったので、提出課題だけできれば良し、ということにして、最初のうちは、私が
「そろそろ提出目標日だけど、いつやる?」
「日曜日はお出かけの予定があるからたぶんできないけど、いつならできそう?」
というように、娘自身や家族の予定とすり合わせていつ取り組むかを考えさせる、リマインダー的な声掛けをしていました。
2)の計画立てについては、中学校以降のことになります。
中学校に入ると、娘も部活やバレエで忙しくなり、バレエの発表会と定期考査が重なる時期など、時間的・体力的に厳しそうなときは、
「勉強の「雑務」の部分(コピーなど)で、母に手伝えることがあったら言ってね。」
というスタンスでいました。
でも、娘は、母にいちいちコピーしてほしい箇所を伝えるより、自分でやった方が早いと思ったようで(そりゃそうだ 笑)、基本的に勉強はノータッチでした。
ただ、定期考査の勉強計画は、最初は一緒に立ててみました。
付箋を使ってやることをすべて書き出し、2週間前くらいからスケジュールに落とし込んでいくというオーソドックスな方法でしたが、私が手帳好きなこともあって、小学校4年生くらいから子ども達にも手帳を持たせてみたりしていたので、娘は自分なりのやり方を見つけていくのが早かったように思います。
3)の情報集めは、娘自身も自分でやってはいたのですが、受験生本人は勉強で手一杯になることや、大学受験は受験日程や方式、出願方法などが非常に複雑で、私自身も把握しておかないと不安だったこともあり、自然と私も情報を取りに行くようになったという感じでした。
地方なので受験に強い塾が少なく、しかも家から遠かったので、受験情報は主にインターネットで集めていました。私が得た情報は娘のスマートフォンにも転送したり、ごはんや送迎のときに話したりして、共有するようにしていました。
4)は、娘が大学で出会った友達が、小さいころから塾に通って勉強漬けだったという子が多いらしく、そういう話を聞いて初めて、
「自分は勉強以外のこともいろいろやってきた方なのかも・・・。」
と感じたのだそうです。
バレエの衣装直しをしたり、発表会の練習で遅くまで劇場にいたり・・・当時は大変だと感じていたことも、今となっては貴重な経験だったのだと、私も気づくことができました。
こうしてみると、勉強にしてもバレエにしても、私が親としてサポートできたのは、あくまで「まわりのこと」だけだったな、ということに気づきます。
勉強の内容そのものを教えたことはあまりないですし、バレエに至っては、私自身が未経験でしたしね(笑)。
インタビューを会話の糸口に
娘が答えてくれたことも、勉強の「習慣づけ」や「計画の立て方」に関することや、「好きなこと(バレエ)をやらせてくれた」など、息子と似たようなことでした。
母としては、「日々のごはんづくり」や「朝4時からのお弁当づくり」、「制服のシャツの襟袖洗い」や「雪道の送迎」などなど、もっとありがたみを感じてほしいところが多々あったのですが(笑)、兄と妹に共通していたのは、「勉強」まわりのあれこれと、自分が「熱中したこと」についてのサポートがありがたかったということでした。
でも、これはおそらく、子ども達が今、現役の大学生だからの答えであって、たとえば結婚したときや、子どもができたりしたときに聞いてみたら、そのときの答えは違うのではないかと思ったりします。
同じときを生きてきたはずの親と子なのに、覚えていることが違うというのも、面白いですよね。
子ども達が大きくなって、しかももう一緒に暮らしていないとなると、小さい頃のように、毎日何かしらの子育てエピソードがあるわけではありません。
そんな中での「子どもの帰省期間」はやっぱり特別で、今の暮らしの様子も聞きたいし、思い出話にも花を咲かせたい・・・子ども達が帰省していたお盆期間中、声が枯れるほどおしゃべりし続けた中で、ふと聞いてみたくなった「親にしてもらって良かったこと」・・・。
我ながら、
「なんて恩着せがましいんだ!」
と苦笑いしてしまいましたが、何かしらの会話の糸口にはなるかも、と思いました。
今、子育て真っ最中のママさん達に、何かの参考にしていただけたら嬉しいです。
maman
地方在住のアラフォーママン。
夫・大学生の息子と娘の4人家族で、教育関係の仕事をしながら、母親としての日常や思いを綴っています。