前回のお話
義妹ゆかさんからの「毎回酔っ払って帰ってくるんです。浮気の疑いは濃くなる一方だけど・・束縛もしたくないし、強く言えなくて・・つらいです」というメールを見た雅美さん、「ゆかちゃんを泣かせるなんて・・」と憤り「本当にごめん。私に考えがあるから任せてほしい」と返信、そして弟まさひでさんを呼び出すメールを送りました。少しして「了解」まさひでさんから返信があり、雅美さんの作戦は予定通り実行されることになりました。
あざと女子に狙われた弟[7-1]ひとりきりで困っている部下の助け
「お母さんの誕生プレゼントについて相談したいから週末うちに来れない?」とまさひでさんを呼び出した雅美さん、まさひでさんに会うなり「ねぇ、ゆかちゃんが心配してるけど、まさひで何やってんの?」とたずねました。
「あっ、ゆかのやつ姉ちゃんに言ったな」そう言ったかと思うと「あのな、遠方で親も友達もいなくて1人っきりで困ってる部下を助けるのは上司の役目で・・」と話し出したまさひでさんに、「で?あんたはどんな助けをしたの?」と雅美さんは即ツッコミを入れました。
すると「どんなって・・レイ子ちゃんも『話を聞いてくれるだけでうれしい』って言ってくれて・・」少し動揺しながらまさひでさんが言いました。
ゆかさんからのメールでまさひでさんとレイ子さんが会う回数が増えていると知った雅美さん、お母さんの誕生日プレゼントについて相談する体でまさひでさんを呼び出して問い詰めました。「ゆかちゃんが心配してるけど何やってんの?」そうたずねられたまさひでさんは「遠方で親も友達もいなくて1人っきりで困ってる部下を助けるのは上司の役目・・」と言いましたが、「で?どんな助けをしたの?」雅美さんに聞かれて「どんなって・・レイ子ちゃんも『話を聞いてくれるだけでうれしい』って言ってくれて・・」とまさひでさんは、それ以上の言葉が思いつかないようでした。
頼られて「なんとか助けてあげたい!」と使命感に燃えるまさひでさん、でも、雅美さんの言う通り、何かの助けになっているとは考えにくいですね。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi