アレルギーを理解できない義父母[8]理解しているとは全く思えない

本当のことを言うとアレルギーを理解しないうえに心無いことを言った義両親をまだ許せない私でしたが、ケイタのアレルギーのことをもう一度しっかり伝えてくれた夫の頼みもあり参加した食事会当日。
「マリさん、この前は悪かったね。嫌な気持ちにさせる気はなかったんだ」
「ごめんなさいねぇ~」
まず初めにきちんと謝ってくれた義父母。

「いえいえ、そんな・・ケイタのアレルギーのことでご心配いただいてありがとうございます」私は笑顔で謝罪を受け入れました。

すると、「お待たせしました。お子様ランチになります。アレルギー食材は全て除いてあります」そう言って店員さんがケイタの前に特別お子様ランチを運んできてくれました。

それを見た義母が、「じゃあ、これで仲直りねぇ。ケイくん美味しいものたくさん食べましょ~」笑いながらそう言うと、「うん!」ケイタも笑顔で答えました。

「本当に気をつけてくれよ。アレルギーのものはダメだからな!」それでも念押しする夫に、「はいはい、しつこいわねぇー」と呆れたように義母が言いました。
マリさんに酷いことを言ったと反省していると義母から電話があり、考えた末に食事会に行くことにしたマリさんは、事前にレストランに連絡し、アレルギー食材を除いたケイタくん専用のお子様ランチを用意してもらえることになり、安心して当日を迎えました。
そして当日、義父母からそれぞれに謝罪の言葉があり、それを受け入れたマリさん。少ししてケイタくん専用のお子様ランチが運ばれて来ると、「これで仲直り!ケイくん美味しいものたくさん食べましょ~」と義母が言い、「本当に気をつけてくれよ。アレルギーのものはダメだからな!」タツヤさんが念押しすると、「はいはい、しつこいわね~」と呆れたように義母が返事をしました。
こんなに簡単に返事する義母が、アレルギーのことを理解しているようには、やっぱり思えませんよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi