顎が小さいとどんなリスクがある?顎が小さい確認するタイミングは?千葉センシティ矯正歯科院長、石川先生に伺いました!

顎が小さい子どものリスクってなに?気をつけることはある?そんなお話について、今回は千葉センシティ矯正歯科院長、石川宗理先生にお伺いしました。



顎が小さいとどんなリスクがあるの? 

顎が小さいと、顔が小さくなるのでいいこともたくさんありますが、顎の中でも歯を入れる歯槽骨という部分も小さくなります。
それに対して歯の大きさが普通の大きさだと、凸凹が生じます。
歯は本来、片顎につき14本生える必要があるのですが、骨自体が12本分のスペース、もしくはそれ以下の場合圧倒的な凸凹などを引き起こすため、矯正治療で抜歯が必要になる可能性が生じます。 
また、骨格的な出っ歯や受け口など、顎自体の大きさの差による問題なども生じます。
 

顎が小さいかどうか、確認するタイミングってある?

タイミングとしてはまずは、乳歯が生え揃う3歳ごろです。実は子どもの歯並びは隙間があるのが正常です。
この隙間と顎の成長によって大人の大きい歯が並びます。
すなわち、乳歯のうちから凸凹がある子は、歯の大きさに対して顎が小さいというシグナルになります。
次のタイミングとしては6歳頃、前歯が生え変わるときです。抜けた歯と生えてきた歯の本数が違う場合はかなり注意が必要です。
また、本数が同じでも重なりが強い場合も同様です。
とはいえ、一般の方では完全に生え変わりを確認するのは難しいことや、骨の中で歯の異常があることもあるので、早期チェックのために基本的には6歳頃に矯正の専門医院でレントゲンを撮ってもらい、生え替わりに異常がないかを見てもらうことはとても有意義かつ安心だと考えられます。
 

普段から気を付けたいことは?

日常的に気をつけることとしては、古くから一般的に良くないといわれている癖はやめた方がいいです。
指しゃぶりや、口呼吸、唇を噛むetc・・・
これらの癖は歯の位置に異常を与えるだけでなく、顎の成長にとっても悪影響を及ぼすことが知られています。
とにかく大事なのは、生え替わりを適切に管理すること。そして成長を適切に見守ることです。
一見問題なく見えても骨の中、骨自体には異常が起きていることは、矯正歯科医師としての経験上、多々あります。
大体の医院が無料~数千円で初診相談をしていることが多いので、問題を感じなくても一度相談をしてみることはとても有意義だと思います。気になることがあれば、歯科医への相談も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

[執筆者]

石川宗理先生
千葉センシティ矯正歯科 院長
2020年度 invisalign プラチナエリートプロバイダー
2021年度 invisalign ダイヤモンドプロバイダー
2022.2023年度 invisalign ブラックダイヤモンドプロバイダー
北原学院千葉歯科衛生士専門学校非常勤講師

[プロフィール]
歯学部卒業後、矯正専門のドクターとして、多数の歯科医院、医療法人でさまざまな患者と向き合ってきました。
今年の6月には千葉で自身の医院である千葉センシティ矯正歯科を開業。
歯並びは口元の美しさに直結します。矯正治療を通じて皆様の素敵な笑顔と、健康にご協力できることを心より願っております。

千葉センシティ矯正歯科ホームページ
https://chiba-kyousei.jp/

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