まさか息子がお友達トラブルの原因!?小4男子の人間関係だって楽しいだけじゃない!

親子一緒の関係から子ども同士の関係に変わるとき

突然ですが、みなさんは子どものお友だちのご家族について、どこまでご存じですか?

我が家の場合、保育園の時は毎日の送り迎えに園の行事や委員会など、保護者の方と顔を合わせる機会も多かったので、自然とやりとりしていたのですが、小学校、そして学校行事が縮小されている今、新しく保護者の方とやりとりする機会がほとんどなくなってしまいました。
なので、今やりとりしている保護者の方は、息子が小さい頃からの友人や、習い事など学校以外でのご縁があった方がほとんどです。

息子も、小さな頃は大人同士のご縁で一緒にいるから遊んだり、仲良くなったりすることの方が多く、園などで子ども同士がどれだけ仲が良くても、親同士のやりとりがないと、プライベートで一緒に遊ぶ機会は少なかったのですが、小学生になり、お友だちとのやりとりが一気に増えるにつれ、子ども達だけで決定されることも増えてきたと感じています。



子どもだけのやりとりに必要なものとこと

息子の場合は3年生になった頃から「〇〇くんと(学校以外で)一緒に遊びたい」という言葉を聞くようになりました。
自我も芽生え、少しずつ自分自身でいろいろなことができるようになってきたり、他のクラスとの行き来も制限されている今、同じクラスで一日の大半を一緒にすごして共通点を知る機会も多い状況であれば当然のことなのかなと思います。

さらに、お友だちとのやりとりからいろんなことが決まるようになってきました。
遊びの約束はもちろん、習い事、おすすめの本やゲーム等々、子ども同士で共有される口コミの影響はほぼ大人と同じ!違いは決定権が保護者にあるっていうことくらいでしょうか。

こういった情報のやりとりがおこなわれるようになると、学校で話しているだけでは物足りません!
小さな頃から、家に帰ればオンラインでつながることのできるゲームやタブレットがあるのが当たり前の環境で育っている子どもたち、もちろんすでに携帯電話を持っている子もいて、あとはやりとりする「相手」が必要なだけ!
学校の授業も、塾の宿題も習い事もオンラインでおこなう時代、デジタルの垣根は何の苦もなく飛び越えられる子ども達です。

息子もキッズケータイを持つようになってから、一気にお友だちとのやりとりが増えました。
みんなの一番の目的はオンラインゲーム!
ゲームの情報を一番多く持っているのは誰か、どうしたら早くステージをクリアできるか?みんなの野望は尽きません(笑)
そして、そのゲームがきっかけでお友だちと思いがけずトラブルらしきものになってしまいました・・!



これは・・お友だちトラブル・・なんだろうか?

今年の春、4年生に進級した日、新しいクラスで新しくお友だちになった子たちは、全員がオンラインゲームをしていました。
なので私が最初に覚えたのは名前じゃなくてフレンドコード、今では名前も覚えましたが、頭に浮かぶのはフレンドコードの方が先です(笑)

オンラインゲームという共通点からはじまった友情ですが、クラスの中でも団結力やチームワークとして発揮されているようで、学校から帰った息子が、グループでおこなう社会活動や係を決める際のやりとりをおもしろおかしく話してくれる機会が増えました。

その中でも頻繁に登場するお友だちがHくん、Oくん、Kくんの3人です。
ゲームはもちろん、学校の中でグループを作る時も一緒だし、学校でだけでなく週末にも遊ぶ仲、当然キッズケータイを持っている2人の連絡先も知っています。
キッズケータイを持たないKくんへの連絡が昔ながらの固定電話なのは少し懐かしいんです(笑)

息子は来る者は拒まずのタイプで、その時その時にできることをしたい派、H君は自分の願望を貫くタイプ、Oくんとは最近連絡先を交換して一気に意気投合、Kくんはこれまでに数回同じクラスになったことのある気心知れた関係で、タイプはそれぞれだけど仲良くしてる印象でした。

学校で打ち合わせして下校、それぞれが習い事や塾、宿題をしっかり終わらせて晩ごはんを食べてオンラインゲームに集合!
そこからは名前でなくフレンドコードで呼び合います。ここから先は子どもの世界、ヘッドセットをしているので聴こえるのは息子の声だけです。
決められた時間の中でみんなで力を合わせてステージをクリアしていくようなのですが、性格の違いからかみんなゲームの進め方が違い、数回ゲームを一緒におこなう頃には普段は穏やかな息子が声を荒げる場面も出てきました。


どうやらHくんがゲーム中に関係ない行動を取り、みんなそれを止めるのに必死・・決められたゲームの時間をHくんの対応で取られてしまうことがストレスになっていたようです。
何度も何度も「もうやめて!やめようよー!みんなで決めたんだからクリアしよう!」という声が聞こえてきます。
でも時間になればゲームは終了。学校へ行けばいつも通り。次のゲームの時にまた同じことが繰り返される・・そんなことが数回続きました。

今思えば・・この時点ですでにはじまってたんだ!

昨日まで怒ったりケンカしたりしても、何もなかったように遊んでいる・・これは子どもあるあるなんでしょうか?
ゲーム中に怒っているわりに、学校では普通にやりとりしている話を聞いて、不思議に思ったので息子に尋ねました。
「ねえ、昨日Hくんのことあんなに怒っていたのに、どうして普通に話してるの?」
「だって、学校で会うとすぐにあやまるんだよ。それで仲直りするんだけど、みんなでゲームするとまた突然怒りだして約束を破るから、困ってるんだよ。」
「OくんはもうHくんとゲームしたくないっていうし、Kくんもそんなに仲良くしたくないっていうけど、僕と二人で話してると普通なんだけどなあ。」

それは一体どういうことなんだろう・・?
たしかに息子とやりとりしてるときは至って普通。公園で遊ぶ時に会えば、きちんと挨拶もできる普通の男の子です。
気になるのは息子に送られるメールの件数の多さ!(息子が見せてくれました)
ゲームでも公園でも学校でも一緒に遊びたいの提案が山盛り!息子と仲良くしたい!という気持ちがとっても伝わってきます。
ありがたいと思う反面、自由人の息子がその時自分のやりたいことを優先することですれ違いが起きなければいいんだけどなという気もしました。

この時もう少し注意していたら、こんなことは起きなかったのかも・・今思ってもあとの祭りで

ある日、息子が険しい表情で学校から帰ってきました。なんだか元気もない様子なので何があったのかと尋ねるとHくんにひどいことを言われたと。
一体何を言い出したんだろうと聞いてみると・・

「うるせえ!!ぶっころすぞ!!」
「おまえなんか知るか!!なぐってやる!!」

息子がいつものようにOくん、Kくんと話していると突然やってきてOくんとKくんを突き飛ばしたそう!!
それで「やめなよ!なんでそんなことするの!?」と言った時に、返ってきた言葉が上の言葉だったみたいです。

もともと言葉遣いの荒い印象のあるHくん、でもあまりに突然すぎるーっ!!!
さすがに何も理由もなくそんなことはしないと思うのです。

こうやって考えられるのも、OくんもKくんも大きなケガはしていないから。もちろん息子もです。
Hくんの突然の暴言と暴力・・きっと何か理由があると感じていました。




突発的な行動にはちゃんと原因があった!

その日の夜、息子のキッズケータイが何度も鳴りました。
突き飛ばされたOくんやKくんが心配で連絡していたので、その折り返しとHくんからの電話とメールがたくさん!
Oくん、Kくんは特にケガもなく、ケロッとしていたようで安心しましたが、さすがに息子もHくんからの電話に出る様子もなく、メールも見ようとしません。

でも、おわびや理由を伝えるための電話やメールじゃないのかなあ?どうせ週明けには学校でも会うんだし、早くスッキリしちゃえばいいのに・・とやきもきするのは私だけ・・
つい「携帯みてみたら?Hくんも悪いって思ってるんじゃない?」とキッズケータイの確認をすすめてしまいました(汗)

そんなやりとりが少し続いた後、息子がしょうがないなあ、という感じでキッズケータイを見てみると・・

「明日何してる?俺の家で二人で一緒にゲームしない?」

えーーーーーっ!!!
息子と一緒に唖然としてしまいました・・な、何もなかったんだっけ!?
けっこうひどい言葉と理由のわからないまま突き飛ばされた友だちがいるはずだけど・・

どうしたらいいかと考えていたら、息子が「ちょっと電話してくる」と自分の部屋にいってしまいました。
たしかに私ができることはないのかもしれないけど・・結局言い争いになって終わるんじゃ・・心配

だったんです。この時までは。

数分後に息子が戻ってきました。
なんとも言えない顔をしています。怒ってもいないし、笑っても泣いてもいないんだけれど、ちょっと困ってる顔!?
そして、私に話してくれました。

HくんがOくんとKくんを突き飛ばした理由・・それは・・息子に対するジェラシーだったんです!!

もっと一緒に話したい!遊びたい!学校でも、お休みの日でも、たくさん、もっとたくさん!!
と思ってくれているようです!(ああ、顔がニヤけてきました)
そんな息子と仲良く話したり、お休みの日に連絡を取り合って遊んでいるOくんとKくんが許せなかったそうで・・(もうHくんがかわいく思えてくるー)

息子はOくんとKくんに、突き飛ばしてしまったことをちゃんとあやまって欲しい、そして仲直りしてたくさん遊ぼう!と伝えたそうです。

この話をしている息子がまたかわいくて(突き飛ばされたOくん、Kくん本当ごめんなさい!)、
どういう風に受け止めたらよいのかわからなくってついつい笑ってしまった私も息子に叱られました(笑)

最後に

こんなことがあった後、仲良し4人組は一段と結束が固くなったようです。
Hくんは二人にちゃんとあやまって、すぐ仲直り!これは男の子ならでは!?何も考えていない単純さゆえなんでしょうか(笑)

夏休みに入ってからも4人の友情は途切れることなく続いていますが、連絡をとりあってうれしそうに出かけていく姿をみていると、こうやっていろんな体験や思い出を積み重ねていって欲しいなあと微笑ましい気持ちになるのでした!

ところで・・息子とHくんはまだ二人では遊んでいません(笑)

はちみつ
はちみつ好きな小学4年男児のハハです。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事