もう夫とはやっていけないかも

義父母と一緒にハウスメーカーとの打ち合わせに行く日、息子のナオが突然「ばぁばたちとすみたくない」と言い出し、「ママをなかまはずれにするな!」と義父母に言ってくれました。ナオは、私がさとしや義父母に話しを聞いてもらえなかったり、家で泣いていたのを見て心配してくれていたのです。

かわいい孫に責められた義母は、焦りながら「ナオくん、ばあばたちはママを仲間外れなんてしないわよー」と言い、「ごめんなさいね、ユイさん。この間はちょっと強く言い過ぎたわ。さとしが同居のことは全て私たちにお任せでユイさんも納得してるって言うから・・」と謝ってきました。

すると、さとしは「いや俺はさ・・ユイがそんなにこだわりがあるなんて知らなくて・・」と責任逃れをし始めました。私はさとしの言葉を遮るように「私・・」と口を開き、

「私、パートが決まりました。節約が下手なので働きます」と宣言し、「同居も家のことも私なんて無視でどんどん決まるし・・どれだけひとりで節約を頑張っても1ミリも認められないし!」と不満をぶちまけました。

そして、「・・もう、さとしさんとはやっていけません!」と笑顔をキープしながらも怒りを込めてきっぱり言い放ちました。

すると、さとしは「え、ちょっ、ちょっと待ってよ」とうろたえ、「パートするなんて聞いてないよ。そんなの必要ないだろ?俺はちゃんと節約できるようにずっとアドバイスしていたのに、できないからって人のせいにするなよ。それに!同居ならナオの面倒を見てもらえるのに何がそんなに嫌なんだよ」と文句ばかり。

私が怒りを露わにする姿を初めて見た義父母は驚き、義父は「ユイさん、さとしが無理をさせていたのか?すまなかったね。パートなんて行かなくていいぞ。母親は家にいたほうが・・」となだめるように言い、義母は「ちゃんとユイさんと話し合いなさい!」とさとしを叱りました。

さらに、義母は「ユイさん、キッチンは別に作るといいわ。ね?そうしましょう!辛い思いをさせてしまってごめんなさいね・・」と急に下手に出てきました。数日前、私の希望を一刀両断した人と同一人物だとはとても思えません。楽しみにしていた息子や孫との同居生活がなくなるかもしれないと思って焦ったのかもしれません。

そして約11ヶ月後。キッチンが2つある同居の家が・・完成しました。

私はお気に入りのキッチンでコーヒーを淹れ、コーヒーと木の香りに癒されながら、1枚の紙を手に取ります。

コーヒーを一口飲んで「お仕事頑張らなくっちゃ」と意気込む私は、手にした紙を見つめます。あれから私たちがどうなったかというと・・義父母と同居し、夫とも今まで通り暮らしています。

今のところ出す予定はないけれど・・私は密かに離婚届を準備。

私は週2でパートを始めました。ナオが小学生になったタイミングでフルタイムにする予定です。夫に頼らない生活ができるようになることも視野に入れて・・。
妻のユイさんに相談もせず義父母と同居で家を建てることを決め、ユイさんが不満を口にすると寄り添おうともせず頭ごなしに非難したさとしさん。ユイさんはそんなさとしさんを受け入れ、さとしさんの希望通りの同居生活が始まったかのように見えましたが、ユイさんは密かに離婚に向けて動き出していたのですね。ユイさんがどんな選択をするのかは、これからのさとしさん次第です。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi
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