[30完]信じた男はろくでなし|もう同じ失敗はしない。過ちを忘れず前を向く

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前回のお話

里穂さんは、既婚の上司である義博さんと秘密の関係を続けて3年目。「娘が高校に合格したら妻と離婚するから、その後結婚しよう」という言葉を信じて交際を続けていましたが、実際は義博さんは他の女性とも浮気を繰り返し、里穂さんの部下ユナさんとも関係を持っていたことが発覚。ユナさんは、社内不倫がバレそうになると、里穂さんからパワハラを受けたと虚偽の申告をして、義博さんと自分を庇うよう里穂さんに迫ります。けじめをつけるため義博さんの妻・栄子さんに会って不倫を謝罪した里穂さんは、有利な条件で義博さんと離婚するための証拠集めに協力してほしいと栄子さんに依頼されます。義博さんの嘘を暴くため栄子さんと手を組んだ里穂さんは、パワハラ疑惑の事実確認のための人事面談の場で義博さんとの不倫関係を暴露。メッセージのやり取りなどの証拠を前に渋々関係を認めた義博さんですが、里穂さんから言い寄られて流されたと言い訳し、ユナさんとの不倫疑惑はきっぱり否定。しかし、里穂さんは2人が付き合っている証拠として音声データを提出。これをきっかけに、経費横領まで発覚した義博さんは懲戒処分となり自主退職に追いやられ、ユナさんも退職。里穂さんの社内不倫については社内で気づいている人もおらず、これまでの勤務態度や今後の期待を含め厳重注意のみの軽い処分で済みました。それからしばらく経ったある日、義博さんは里穂さんの自宅前に現れ「やり直そう」と復縁を迫りますが、里穂さんは、防犯ブザーを鳴らし追い払いました。数日後、里穂さんは栄子さんと娘の遥ちゃんと3人で食事をすることに。2人は義博さんと不倫していた里穂さんに慰謝料を請求することも責めることもなく、むしろ義博さんにあっさり騙された里穂さんの男を見る目の無さや警戒心の無さを心配。「里穂さんは仕事はできそうだけど、恋愛面は隙だらけな感じ。次も気を付けたほうがいいよ」と中学生の遥ちゃんに諭された里穂さんは、返す言葉もありませんでした。

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不倫で失ったもの、手に入れたもの

栄子さんも遥ちゃんも、義博さんの不倫相手だった私を責めることも無く、むしろ男性を見る目がない私を心配してくれました。元不倫相手の妻子と恋愛話をする関係になるなんて思いもしませんでした。

レストランを出ると、「美味しかったー!」「里穂さん、ごちそうさま」と遥ちゃんも栄子さんも笑顔でお礼を言ってくれました。「いえ、こちらこそ・・。お詫びになってるのか、なんかすみません」せめてものお詫びをしたくてギフト券を送ったものの、そのギフト券で一緒に食事をしようと誘ってもらい、恋愛のアドバイスまでもらって・・お礼を言うのは私の方です。

申し訳なさでいっぱいになっていると、「いーじゃん。楽しかったし。じゃあ、またね!」と屈託のない笑顔で言ってくれた遥ちゃん。「うん・・また。受験がんばって」と返すと、遥ちゃんはにこっと笑ってピースサインをしてくれました。また・・があるのかな?

栄子さんは「里穂さん、こちらもいろいろ助かったわ。夫との離婚が成立したら、知らせるわね」と穏やかに言いました。「はい・・まだまだ大変だと思いますが、がんばってください」と伝えると、「一応、身の回りに気を付けて」と心配してくれました。夫の不倫相手だった私にこんなに親身になってくれるなんて・・。

・・私も楽しい時間だったな。栄子さんと遥ちゃんを見送りながら、私は自然と笑顔になっていました。

32歳、間違いを犯した。信頼を取り返すためにがんばった。許してもらえた。色々なことがあった・・でも。素敵な人たちとも知り合えた。人生、何が起こるかはわからない。でも、同じ失敗はしないように。振り返りながらも前を向いて歩いていきたい。

義博さんが既婚者だと知りながらも不倫関係を続けてしまった里穂さん。冷静になれば義博さんに都合よく扱われているだけだと気づいたはずですが、義博さんを信じ切っていた里穂さんは裏切られてようやく気付き、自分の愚かさを悔やみました。不倫は決して許されることではありません。でも、里穂さんがこの過ちから目を逸らすことなく、真正面から受け止め心から反省したからこそ、失うだけでなく得るものもあったのでしょう。次の恋では本当の幸せを掴んでほしいですね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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