[15]信じた男はろくでなし|過ちの責任は果たす。自分を騙した男に復讐するため、妻に協力することを決意

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前回のお話

32歳の里穂さんは、美人で仕事もでき、部下からも憧れられる存在。既婚者の上司義博さんと3年付き合っており、義博さんの「娘の遥ちゃんの高校受験が終わったら離婚して再婚する」という言葉を信じていました。そんなある日、義博さんに社内不倫の疑惑が浮上し、妻の栄子さんが会社へ乗り込んできます。里穂さんは焦りますが、不倫相手として呼び出されたのは部下の小池ユナさんでした。義博さんとユナさんは関係を否定するものの、「ユナとの不倫疑惑を晴らすために顛末書を書いて」と彼女を呼び捨てにする義博さんからのメッセージを見て、里穂さんは2人が不倫関係にあることを確信します。里穂さんは、自分が信じていた立場さえ奪われたように感じました。悔しさを抱えた里穂さんが向かったのは、義博さんの妻栄子さんの自宅。関係があることを謝罪すると、栄子さんは表情一つ変えず、義博さんの口説き文句を次々と言い当てます。それを聞いた里穂さんは、自分が恋に浮かれ過ぎていたこと、誰かを傷付けることの想像すらしていなかったことを反省し、栄子さんに改めて謝罪しました。すると栄子さんは、里穂さんに即座に慰謝料を求めることなく、それどころか自分に有利な条件で離婚を成立させるために協力しないかと持ちかけてきたのです。

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協力関係を結ぶことを決意

義博さんとの浮気を謝罪した私を気に入った栄子さんは、「私が夫と離婚するのに有利になるように、協力してくれない?」と、まさかの提案をしてきました。さらに、協力した成果によって私への慰謝料を決めると言われ、私は予想外すぎる展開に目が点になりました。

栄子さんは、すごくパワフルで素敵な人でした。私、あの人にも娘の遥ちゃんにも、なんて失礼なことをしていたんだろう。今さら後悔しても遅すぎるけど、自分の気持ちを優先して義博さんと関係を持ってしまったことを深く反省しました。

栄子さんから協力を持ちかけられた私でしたが、義博さんと関係を持った手前、拒否権などもちろんありません。二つ返事で了承し、私と栄子さんは協力関係を結びました。どうやら栄子さんは、ずっと前から離婚の条件を固めていたようで、この家と遥ちゃんの親権、慰謝料、財産分与を受ける方向で既に弁護士とも話を進めているようです。栄子さんは私に視線を移すと「私、なんかあなたのこと気に入ったのよ」と言いました。

栄子さんは、「これから夫やお嬢ちゃんと話すときは録音してね。盗聴って言われるかもしれないけど・・・それぐらいのリスクは負ってくれるでしょ?」と言いました。栄子さんに協力したからといって、私の罪がなくなるわけでも、慰謝料の支払い義務がなくなるわけでもありません。だからこそ、自分がやったことについてはしっかり償うつもりです。もちろん、義博さんも小池さんも同じです。自分のしたことに対して、それぞれ責任を取らなければいけません。

翌日、いつも通り出社すると、小池さんから「里穂課長、ちょっと相談があるんですけどぉ」と声をかけられました。「何かしら」と聞くと、彼女は困ったような顔をして、「プライベートなことも出てくるから、ここでは・・・」と言います。

きっと、顛末書の催促でしょう。そう思った私は、ジャケットのポケットに忍ばせておいたボイスレコーダーを確認し、「わかった、すぐ行くから小会議室で待ってて」と伝えました。

不倫相手の妻に気に入られるとは、予想外の展開になってきましたね。こうなったら、栄子さんと協力して、義博さんと小池さんの悪事を白日のもとにさらしましょう!

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

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