「こんなおりん、あったっけ?」

どうにかして詐欺師からお金を取り返そうと知恵を絞る義姉たちでしたが、ひろみちゃんと涼子に諭されると、諦めて帰っていきました。これで遺産の件は幕を閉じた・・・と思いきや、涼子は生前あれほど頭の良かった義母が詐欺に遭い、お金を失ったとはどうしても思えない様子でした。
義母の思い出話に花を咲かせていると、すっかり夜も更けてきました。ひろみちゃんは立ち上がると、「じゃあ、私もそろそろお暇しようかな。最後におばあちゃんとおじいちゃんにお線香あげて帰るわ」と言います。せっかくなので、私たちも一緒に仏壇へ向かい、全員で手を合わせることにしました。

ひろみちゃんは仏壇に手を合わせると、「さすが静江おばちゃん、仏壇もキレイにしてくれてありがとう」と言いました。義母は生前、「お父さんがいるから」と言って、元気な頃はいつも仏壇の周りをキレイにしていました。私は、そんな義母に倣っただけです。

みんなで仏壇に手を合わせたあと、玄関までひろみちゃんを見送りに行きました。「じゃあ、私はこれで」とお辞儀をするひろみちゃんに、「ありがとう、大輔さんとヒロトくんにもよろしくね」と声をかけます。

ひろみちゃんが帰ったあと、私たちは3人で改めて仏壇に手を合わせました。「おばあちゃん、ひろみちゃんも帰ってちょっと寂しくなっちゃったね」と声をかける涼子。すると突然、「・・・あれ、こんなおりんあったっけ?」と首をかしげました。

仏壇に目をやると、そこには見覚えのないおりんがありました。ピカピカと神々しいほどに輝くそのおりんは、どうやら本物の金でできているようです。もしかして、知らないうちに義母が義父のために買ったのかしら・・・。

すると、涼子がりん布団の下に紙が挟まっていることに気づきました。取り出して広げてみると、そこには義母の字で手紙が綴られていました。
見覚えのない金のおりんに気づいた涼子さん。長年、義母の介護をしてきた静江さんでさえ、その存在を聞かされていなかったようです。果たして、義母が残した手紙には何が綴られているのでしょうか。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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仏像じゃなくておりんだったか