「バレないって言ったのに!」「大丈夫って言ったのに!」

私は胸の前で腕を組むと、誠二に車の件や生活費、育休の件についても指摘しました。青ざめた誠二がいつから?と聞きますが、バレないと思っていたのでしょうか?私はにっこり笑って「でもね、愛莉ちゃんのことはわからないの」と言います。ナイスタイミングで兄と愛莉ちゃんが姿を現します。慌てて言い訳をしようとする愛莉ちゃん達を振り払い、私達はレストランを後にしました。
実家に戻った愛莉ちゃんが「ちょっと!どうしてこんなことになってるのよ!」と誠二を問い詰めます。茫然としたままの誠二が「ぜ・・・全部知ってた」と呟きました。

「美咲が、全部知ってたんだ。悠誠が俺たちの子ってことも、俺と母さんの血が繋がっていたってことも、育休取っていたことも、金を全部愛莉たちに使っていたってことも」

「・・・!」誠二の言葉を聞いた愛莉ちゃんが、頭をぐしゃぐしゃとかき回しました。「バレてないって言ったじゃん!しかもお兄さんにまでバレたら、婚約の話も無くなるじゃん!」と叫びます。その言葉に誠二はハッとします。

「どうしよう・・・離婚。離婚されたらどうしよう。借金とか・・・利子もついてる」どうやら自分がサインした書類のことを思い出したようです。その言葉を聞いた義母が「誠二、愛莉ちゃん、本当なの・・・?」と狼狽えたように呟きました。

「噓でしょ?全部バレたの?愛莉ちゃんが大丈夫って言ったから協力したのに!」愛莉ちゃんを責める義母に、「私のせいっていうの?二人とも私の案のおかげでいい暮らししてたじゃない!」と言い返します。義母の「どうするのよ!?これから!」という叫びに、誠二が頭を抱えました。
バレたことに動揺し狼狽える誠二さんに、互いに責任を押し付け合う愛莉さんと義母。策が適当なわりに自信満々だったのは、相手の言葉を根拠なく信じてしまったからなのでしょうね。
※離婚に伴う公的書類や手続きに関する内容は一般的な参考情報です。
実際の取扱いや必要書類は、状況によって異なるため、詳細は弁護士や司法書士等の専門家、またはお住まいの市区町村役場へご相談ください。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
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割れ鍋に綴じ蓋って感じ。お似合いの二人じゃない。離婚したら晴れて愛莉ちゃんとと結婚できるよ、誠二くん!よかったじゃん!こんな喜ばしい未来が直ぐそこにあるのに何でそんなに狼狽してるの?
これは民事はもちろんだが立派な刑事事件ではないか