【2026】インフルエンザ今シーズンの傾向と対策は?異例の早期流行を内科医が解説

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インフルエンザ流行シーズン到来。主な感染経路や手洗いなどの予防対策、予防接種について林外科・内科クリニック理事長の林裕章先生が解説します。初期症状の疑問もすっきり解決。医師が教える正しい知識と予防法をおさらいし、家族全員で万全の流行対策を整えましょう。

子どもと家族を守る、予防・家庭でのケア・受診の目安

子どもが急に熱を出すと、「インフルエンザ?」「すぐ検査した方がいい?」と心配になりますよね。家庭で大切なのは、手洗いと換気、こまめな水分補給、そして熱の数字より「呼吸・反応・おしっこ」を見ることです。家庭で対応できないサインがあれば、早めに医療につなげましょう。

インフルエンザは「強いかぜ」とは限りません

感染してから症状が出るまでは通常1~4日。急な発熱、悪寒、頭痛、筋肉や関節の痛み、強いだるさに、せきやのどの痛みが加わります。多くは1週間ほどで回復しますが、せきやだるさが長引くこともあり、子どもは吐いたり下痢をしたりすることもあります(※1)。
高熱が出ないこともあり、「38℃未満だから違う」とは言い切れません。症状だけで新型コロナなどほかの感染症と見分けるのは難しく、それは診察する医師も同じです。

A型・B型はどちらも注意。C型は性質が異なります

A型は毎年の流行の中心になる型で、症状が急に現れ、高熱が出やすいのが特徴です。
B型も季節性の流行を起こします。「A型より軽い」「おなかの症状があればB型」と言われますが、そうとも言えず、子どもではB型でも重症化することがあります。型の名前より、本人の呼吸や全身の様子を優先してください。
C型は症状が軽く、大きな流行は起こしません。ワクチンの対象はA型とB型です。

どこからうつる?「発熱する前」から注意が必要です

主な感染のきっかけは、せき・くしゃみ・会話で飛ぶしぶきです。手についたウイルスが目・鼻・口から入ることもあります。
症状が出る約1日前から、すでに人にうつす可能性があります。最初の数日は特にうつしやすく、子どもは大人より長くウイルスを出します。熱が下がっても、うつす可能性がなくなるわけではありません(※2)。

ワクチンは、毎年の接種を検討しましょう

感染を完全に防ぐわけではありませんが、入院が必要になるような重症化を防ぐ大きな助けになります。
毎年接種するのは、ウイルスの性質が変わり、体を守る働きも弱まるためです。免疫がつくまで約2週間かかるので流行前が理想ですが、始まってからでも接種する意義はあります。

注射と点鼻では、年齢や回数が違います

注射のワクチンは生後6か月から接種でき、13歳未満は原則2回、13歳以上は原則1回です。2回の場合は2~4週間、できれば4週間ほどあけます(※3)。
鼻に噴霧する点鼻液は、2歳以上19歳未満が対象で、1シーズン1回です。痛みがない一方、弱めた生きたウイルスを使うため、誰にでも向くわけではありません。喘息のあるお子さまには注射がすすめられます。同居のご家族に、治療などで免疫が下がっている方がいる場合も、接種前に医師へご相談ください(※4)。

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