ハサミの謎が解けた!

いつも通り庭の花に水をあげていると、海斗くんが話しかけてきました。どうやら今日は1人で遊んでいるようです。海斗くんは庭の花を見るなり「ここのお花好き、きれいだよね」と褒めてくれました。ここのお花が好きだなんて、嬉しいことを言ってくれます。
笑顔で庭の花を眺めていた海斗くんでしたが、花が切り取られたチューリップのプランターを見つけると「あれ、ここお花ないよ?」と不思議そうに首を傾げました。何と伝えるべきか迷いましたが、まだ幼い海斗くんに話すのは早いと思い「本当は咲いてたんだけど、どこかに行っちゃったんだ」と伝えます。

すると海斗くんは、少し残念そうな表情を浮かべて「そっか・・・ここチューリップだったでしょう」と言いました。「そうだよチューリップ。あっちにあったのはさくらと一緒に植えて、ここのは私が植えたの」そう話すと、海斗くんは「そうなの?」と答え、何かを探すようにポケットをガサゴソと漁り始めました。

「ほら見て!」海斗くんがポケットから取り出したのは、画用紙で作られたチューリップでした。「わぁ、可愛い!海斗くんが作ったの?」そうたずねると、海斗くんは満面の笑顔で「うん!」と答えました。

海斗くんのお母さんはチューリップの花が大好きで、以前から画用紙で作ったチューリップをプレゼントしていたそうです。お母さんの喜ぶ顔をもっと見たくて、少し前にこの場所で本物のチューリップを眺めながら、画用紙を切り貼りして作ったんだと言いました。

「海斗くん優しいね~、お母さん喜んだんじゃない?」そう声をかけると、海斗くんは照れたように笑いながら「うん!だからまたあげようと思って・・・でもこの間ここにハサミ落としちゃって、おかーさんにも『勝手にハサミを持っていったらいけません!』って怒られちゃった」と話しました。
海斗くんがハサミを持って花壇にいたのは、お母さんにプレゼントする紙のチューリップを作るためだったんですね。これで花壇に落ちていたハサミの謎が解けました。ということは、海斗くんはチューリップを切り取った犯人ではなかったということですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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