[7]花泥棒|みんな良い人だから犯人じゃない。娘の真っすぐな言葉にご近所さんを疑っていた自分を恥じる母

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前回のお話

かなさんは、小学5年生のさくらちゃんのお母さん。さくらちゃんを見送って、庭の花に水をあげてから出勤するのが毎朝のルーティンです。ある朝、いつものように水やりに行った花壇で、ようやく咲いたチューリップの花が何者かによって千切られていることに気付いたかなさん。子どものいたずらか、花が欲しかったのか、それとも犯罪の目印か。誰が何の目的で花を千切ったのかは分かりませんが、チューリップを大切に育てていたさくらちゃんのためにも、かなさんは絶対に犯人を見つけると誓います。小学校から帰宅したさくらちゃんも千切られたチューリップを見て「絶対に許さない!」と怒り心頭。花泥棒を捕まえようと意気込むかなさんとさくらちゃんが一緒に状況を整理してみると、昨日の夕方まではチューリップが無事だったことがわかりました。さくらちゃんが学校帰りにお向かいの大地くんにチューリップを見せたことを覚えていたからです。大地くんはやんちゃだけれど弟に優しい頼れるお兄ちゃん。かなさんは、今朝同僚から「近所の子どもが千切ったんじゃない?」と言われたことをふと思い出し、大地くんのことが頭をよぎります。翌朝、さくらちゃんと学校へ向かう大地くんは、千切られたチューリップを見て無言ですぐに顔を逸らしました。大地くんの反応に違和感を覚えたかなさんは胸がざわつきます。すると、そこへご近所の城坂さんが通りかかり「チューリップがないわ」とぽつり。かなさんが経緯を説明すると「酷いわね」と同情の言葉を口にした城坂さんは、続けて「チューリップは花が咲いたら枯れる前に摘み取って球根に栄養を回すと来年も咲くから」と詳しくアドバイス。そして「ここにあったお花も可愛くて欲しいくらいだった」という城坂さんの言葉を聞いたかなさんは「やけに詳しいし、正直もうみんな怪しく見えてきちゃう・・」とモヤモヤしてしまいます。

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ご近所さんを疑っていた自分が恥ずかしい

庭のチューリップの花が千切られた件でお向かいの大地くんをちょっぴり疑っていた私ですが、家の前を通りかかったご近所の城坂さんがやけにチューリップに詳しくて、おまけに「ここのお花も可愛くて欲しいくらいだった」なんて言うので、城坂さんまで怪しく見えてきてしまいました。大地くんも城坂さんもそんなことはしないと思うのですが・・どうしても疑ってしまう自分がいます。

その日の午後。学校から帰って来たさくらは、私が家にいることに驚いていました。今日はたまたま午後休を取っていたのです。

帰って来るや否や「チューリップなにか分かった?」と険しい顔で詰め寄ってくるさくら。私はさくらの勢いにたじたじになりながら「いやまだなにも・・。あ、でも今日、城坂さんと話したよ」と答えました。

すると、さくらは「しろさかさんて誰だっけ?」ときょとん。「近くに住んでる、全身黒くて大きい帽子の・・」と説明すると、「坂の上の魔女!?」と驚くさくら。え?坂の上の魔女・・?なにそれ・・!?まぁでも・・わからなくもないかな。

「さくらはどう思う?やっぱり近所の人の仕業なのかな・・」とさくらに問いかけながら、私の頭の中には大地くんや城坂さんの顔が浮かんでいました。

すると、さくらは「うーん・・」と少し考えた後、「私はここら辺に住んでる人じゃないと思うな。だって、みんな良い人ばっかりだもん」と屈託のないキラキラの笑顔で答えました。ま、眩しい!直視できない!さくらの言葉を聞いた私は、証拠もないのに大地くんや城坂さんに疑いの目を向けていた自分が恥ずかしくなりました。私、みんなのこと疑ってた。ごめんー!!

はっきりとした証拠はないものの、大地くんと城坂さんの言動に違和感を覚え、2人に花泥棒の疑いをかけていたかなさん。しかし、さくらちゃんに意見を求めると「みんな良い人ばかりだからここら辺に住んでる人じゃないと思う」とあっさり否定。さくらちゃんのあまりの純粋さに、少しでも2人を疑ってしまった自分が恥ずかしくなりますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ

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