花が千切れていたら不思議に思うはずなのに

さっそく花泥棒捕獲作戦を開始。まずはいつまで花があったのか、さくらの情報とすり合わせをしますが、今日の朝はあいにく急いでいて、あまり見ていなかったそうです。しかし昨日のことはばっちり覚えていました。向かいの家に住む大地くんに咲いたチューリップを見せていたとのこと。そのときふと、同僚の山本さんが言った「近所に住んでいる子どもが千切ったのでは?」という言葉がよぎりました。・・・まさかね?
翌日の朝。隣の横鳥さんへ挨拶をしつつ、残った花の確認です。「昨日から減ってる花は・・・なし、と」とチェックしている後ろから、「さくらのかーちゃんおはよー」と声がかかりました。「大地くん!おはよー」と挨拶を返します。

「さくらもう出てくるよ〜」と言えば「うぃ〜っす。珍しくない?朝から外いるの」と言われました。「私?聞いてよ実はね・・・」とチューリップの件を言おうとするところへ、さくらが「お待たせー大地おはよ!」と家から出てきました。

「おー。早く行こうぜー。」と大地くんが声をかけますが、さくらは「あ!忘れ物ちょっと待って!」と慌てて家に戻っていきます。その時、大地くんがチラッと千切られたチューリップのプランターを見ました。

しかし大地くんは「・・・」と無言で顔をそらしてしまいます。今、明らかにチューリップを見たのに。花が千切られていたら、普通不思議に思わないでしょうか?

その後チューリップの話題に触れることはなく、バタバタと二人は登校していきます。「まさか・・・ね」私の胸に、ざわりとしたものがよぎりました。
大地くんは花のないチューリップを見ても、何も反応しませんでした。咲いたところも知っているはずなのに、この反応だと、どうしても疑ってしまいたくなりますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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