何も期待できない娘は放っておかれるのが当たり前?

父親である浩太さんに、蒼ちゃんの様子を聞いてみましたが、「今どきボーイッシュな女の子は珍しくない」と、蒼ちゃん自身が望んであの格好をしているのだと思い込んでいるようです。ただ、習い事の件を伝えると、妙子さんと一度話をしてみると言ってくれたそうでした。これで少しは改善するといいのですが・・・。
翌朝。インターホンが鳴ったのでモニターを確認すると、そこには「ちょっと!なんかうちの人に言ったでしょっ!?」と怒りをあらわにする妙子さんの姿が映っていました。

外で騒がれても困るので、仕方なく家に入れて用件を聞くと、妙子さんはもの凄い勢いで「今朝浩太さんが家を出る前に『蒼にも習い事させてやれ』だの『着たい服を買ってやれ』だの言い出したの!あなたたち、なんか言ったわね!?」と文句をぶつけてきました。

妙子さんの勢いに一瞬怯みそうになりましたが、ここで私が引いたら蒼ちゃんは今まで通りの寂しい日常を送ることになる。私はギュッと拳を握りしめると、妙子さんをまっすぐ見つめて「私たちは事実しか伝えてません!」とはっきり言いました。

私が口答えしたのが気に食わなかったのか、妙子さんの文句はヒートアップ。「蒼はチャラチャラしたアホみたいな洋服なんて全然好きじゃないから!余計なことしないでくれる?」とあからさまにイラついた様子で言ってきました。私も負けじと「本当に蒼ちゃんがそう言ったんですか?」と応戦。すると妙子さんは「他人に何がわかるの!?」と声を荒げました。

妙子さんは、タガが外れたように文句を言い続けました。龍太くんは跡取りとして期待された大切な息子で、放っておいても育つ蒼ちゃんとは違う。蒼ちゃんには何も期待できないけど龍太くんはいろんな可能性がある大事な息子だと言いました。妙子さんにとって、蒼ちゃんは一体どんな存在なのか・・・考えただけで胸が苦しくなりました。
妙子さんには、悲しそうな表情をする蒼ちゃんが見えないのでしょうか。蒼ちゃんの気持ちを勝手に決めつけて、龍太くんにだけ愛情を注ぐなんて、とても母親のすることとは思えません。妙子さんは一体、何にとらわれているのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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昔、誰かが言いました。「愛する」ことの対極は、「嫌う」ことではない、「無関心である」ことだと…
この様子だとワンピース義姉に見つかってズタズタになって返ってくる未来しか見えない。。。