娘がまだ小さかった頃。
彼女がおいしいと思ったものを「ママ、あーんして」といって、よく食べさせてくれました。
当時は娘の分が無くなってしまうのではと心配になってくるぐらいたくさん食べさせてくれて、その後決まって
「ママ、おいし?」
とほほ笑む娘に『これが天使か……!!』と思ったぐらい。
でも。
彼女が成長し、4~5歳くらいになってから。
「あ~ん」
に変化が現れたのです。
成長した娘は、他人に分けると自分の分が減る、ということに気が付いたのか。
それとも単に自分が食べたい量が増えたのか。
変わらず「あーん」はしてくれるのですが、こちらが食べる瞬間に引き抜き、ほとんど食べさせてくれないように(笑)
この漫画は娘が描いているので、食べさせてくれる量が「ちまっ」と少しに表現されていますが、全くのゼロだったこともあります……。
でも、あ―んの後は、相変わらず無垢(に見える)な笑顔で
「おいしい?」
と聞いてくるので、食べさせたくない気持ちでやっていたのか、たまたま動きが俊敏になっただけなのか、未だにちょっと謎なのです。
母の予想としては、美味しかったからママにもあげたいけど、自分でもたくさん食べたいという気持ちが綱引きした結果だと思ってます。
自分が食べたい気持ちが9:1ぐらいで勝っちゃった感じ?
現在の娘(小6)に聞いても、
「え~、覚えてない。そんなことしてた?」
とのこと。
全く悪びれた様子もありません。
それも本当に覚えていないのか、当時のことをナイショにしているのかは不明。
娘は、わたしより上手かもしれません……。