もう騙されない。振り回されない。

以前、みのりちゃんが園のママ友たちに私のことを悪く言っていたことがありました。それでも一緒にいて楽しいことも多かったし、助けられることもあってみのりちゃんはやっぱり優しいし友達だと思っていました。でも、違いました。みのりちゃんは、また私や律のことをママ友に悪く言っていたのです。きっと、私が気付いていなかっただけでずっとそうだったのでしょう。
その夜、私は律を寝かしつけた後、これまでのことを思い返しました。みのりちゃんは、友達のふりをしてずっと私を傷つけてたんだ。服、役員、律のことで嫌な思いをしても、周りから忠告を受けても、どこかでみのりちゃんを信じたいと思ってた。私って本当にバカだ。

いつも「麻衣ちゃん」と私に笑いかけてくれたみのりちゃん。やさしいと思ってた。でも、全部が本心ではなかったのかもしれない。私にはいい顔をして、他のママには私のことを悪く言うみのりちゃん。真実を知ってしまった以上、今までのようにはみのりちゃんと付き合えません。私、このままじゃダメだ。そう思った私は、「もう騙されない!」と強く心に決めました。

翌日。幼稚園でみのりちゃんはいつものように「麻衣ちゃん、おはよう!」と笑顔で声をかけてきました。私が無表情で何も答えないことに違和感を覚えたのか「・・どうしたの?」と聞いてきたので、私は「少し、話したいことがあるの」と真顔で言いました。

「律のことや私のこと、園でいろいろ話してたよね?」と切り出すと、「えっ?」と驚くみのりちゃん。「もう隠さないで。私、全部知ってるから」と淡々と伝えると、みのりちゃんは「違うの!私はずっと麻衣ちゃんの味方なんだけどみんなが・・!」と必死に否定していました。周りのママたちは、普段仲良くしている私たちが言い合いをしていることにざわついていました。

でも、私はもう決めたのです。「今までありがとう」と伝えると、みのりちゃんは「えっ」と困惑の表情を浮かべましたが、私はお構いなしに言葉を続けました。「これからは私たち、少し距離を置こう。そのほうがお互いにいいと思う」笑顔でそう伝え、私はみのりちゃんの言葉を待たずに園を出ました。私はもう、振り回されない。
なんとなくみのりさんの本性に気付きながらも気付かないふりをしてきた麻衣さん。でも、距離を置き、もうみのりさんの言動に振り回されないと決めたのですね。ママ友の存在は心強くもありますが、その存在が負担になってしまう相手だとしたら少し距離を取って関係を見つめ直すことも大切かもしれませんね。
※フレネミーとは・・
「フレネミー」は、英語の「フレンド(友人)」と「エネミー(敵)」を組み合わせた造語として広く知られている言葉です。
単なる敵よりも、心理的な距離が近い分だけ対処が難しい関係性とされています。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本:あおいゆめ
作画:ポジョ
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

みんなが…なんて言おうとしてたの?
皆のせいにするのかな。
皆の前でその続き聞けば良かったのに。