市販薬を飲み続けると効かなくなるっていうけど本当?やっぱり、お医者さんからきちんと薬をもらった方がいいのかな?そんな疑問について、一児の母であり、産業医勤務の経験もある、ミサクリニック六本木本院院長の寺井美佐栄先生にお話をお伺いしました。

お子さまの急な発熱や頭痛、自分自身の体調不良など、日常生活の中で市販薬を使用する機会は多いのではないでしょうか。
一方で、「頭痛薬を飲み続けると効かなくなるって本当?」「薬に慣れてしまうのでは?」と不安に感じたことがある方も少なくないと思います。
実際に診療の中でも、市販薬との付き合い方についてご相談を受けることがあります。今回は、市販薬を飲み続けることで起こり得ることや、受診の目安について、できるだけわかりやすく解説します。
「薬に慣れる」とはどういうこと?
よく「薬に慣れてしまう」と表現されますが、すべての薬で『耐性』ができるわけではありません。
ただし、頭痛薬などの鎮痛薬(痛み止め)を頻繁に使用していると、「以前より効きにくい」と感じることがあります。
その理由の一つとして、頭痛薬を長期間・高頻度で使用することで、かえって頭痛が起こりやすくなるケースがあります。もともとの頭痛を抑えようとして薬を飲んでいたのに、薬を使う頻度が増えることで頭痛が慢性化してしまうこともあるため注意が必要です。
「もっと強い薬じゃないと効かない」は本当?
「今までの薬が効かないから、もっと強い薬が必要なのでは?」と感じる方もいます。
もちろん症状によっては処方薬が必要になることもありますが、自己判断で薬を増やしたり、複数を併用したりすることはおすすめできません。
背景に、睡眠不足やストレス、肩こり、生活習慣の乱れなど、別の原因が隠れていることもあります。
特に子育て中は、睡眠不足や疲労が続きやすく、頭痛や体調不良を感じやすい時期でもあります。私自身も一歳児を育てる親として、子どもの体調優先で、自分自身の不調は後回しにしてしまう保護者の方の気持ちはよく理解できます。だからこそ、「とりあえず薬を飲んで我慢する」が続いている場合は、一度原因を整理することも大切です。
市販薬だけで様子を見てもいい?
一時的な頭痛や腹痛、風邪症状などで、市販薬を適切に使用すること自体は問題ありません。
ただし、
・同じ症状を繰り返している
・薬を飲む頻度が増えている
・薬がないと不安になる
・日常生活に支障が出ている
・症状が長引いている
といった場合は、一度医療機関へ相談することをおすすめします。
特に、お子さまの場合は「なんとなく元気がない」「水分が取れない」「ぐったりしている」など、大人とは異なるサインが出ることもあります。症状が強い場合や判断に迷う場合は、早めに受診を検討しましょう。
薬とうまく付き合うために大切なこと
市販薬は、正しく使用すれば日常生活を支えてくれる便利な存在です。
一方で、「症状を抑えること」と「原因を改善すること」は別である場合も少なくありません。
例えば頭痛であれば、
○睡眠不足
○水分不足
○眼精疲労
○ストレス
○肩や首のこり
などが影響していることもあります。
そのため、薬だけに頼るのではなく、生活リズムを整える、休息を取る、水分をしっかり摂るなど、日常生活の見直しも重要です。
また、薬を飲んでも改善しない症状や、頻繁に繰り返す症状については、「よくあること」と自己判断せず、医師や薬剤師へ相談してください。
市販薬は我慢を減らしてくれる心強い存在ですが、『飲み続ければ安心』というわけではありません。適切なタイミングで専門家を頼ることも、ご自身やご家族の健康を守るために大切な選択だと思います。
※記事作成時に生成AIを使用しています。
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