[5]タワマン妻はフレネミー|モヤモヤするけど悪気があったわけじゃない。波風を立てまいと自分を言い聞かせる

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前回のお話

麻衣さんは、夫の孝さんと息子の律くんと暮らすワーキングママ。知らない土地に引っ越してきて不安でいっぱいでしたが、幼稚園の組と住んでいるマンションが同じみのりさんに声をかけてもらい、なんとか打ち解けることができました。翌日、律くんを幼稚園に送ろうとすると、エントランスでみのりさんの姿を見つけます。世間話をしながら子どもたちを送り届け、仕事に向かおうとすると、みのりさんから「この園働いているママ少ないから、そういう服はちょっと浮いちゃうかも」と送り迎えの服装を指摘されてしまいました。パートが休みの日、送り迎えの服装に悩んでしまい、時間ギリギリで律くんを送り届けた麻衣さん。すると、みのりさんがジャケットにスラックスというキメキメの服装をしていて、モヤモヤしてしまったのでした。

1話目から読む

モヤッとするけど、悪い人ではないんだよな・・・

みのりちゃんから言われた言葉が頭から離れず、何を着ていけばいいのか分からなくなってしまった私。かっちりしすぎないようにと、とりあえず目についたパーカーとジーンズで幼稚園に向かうと、そこにはジャケットとスラックスを身にまとったみのりちゃんの姿がありました。

それから数日後。今日は幼稚園の保護者会の日です。到着するなり「麻衣ちゃん、こっち!」と、みのりちゃんが声をかけてくれました。みのりちゃん、私には「この園働いていないママが多いから、ジャケットは浮くかも」なんて言っておいて、自分はそういう服を普通に着るんだ。言っていることとやっていることが噛み合っていない気がして、なんだかモヤモヤしてしまいます。

「今日は役員決めがあるけど、麻衣ちゃんどうする?」突然そう聞かれ、私は思わず「役員・・・?」と戸惑ってしまいました。すると、みのりちゃんが「経験者から言わせてもらうと、年少のうちにやったほうが楽だよ」とアドバイスしてくれます。それなら先にやっておいた方がいいのかもしれませんが、私はみのりちゃんと違って仕事があるし、きちんと役割を果たせるかどうか心配です。

するとみのりちゃんは「大丈夫、私がフォローするから一緒にやらない?」と優しく声をかけてくれました。「えっ、一緒にやってくれるの?」と聞き返すと、みのりちゃんはにっこり笑って「もちろんだよ、麻衣ちゃんとなら楽しそうだし!」と答えます。いろいろ知ってるみのりちゃんとなら、安心かもしれません。

「じゃあ、やってみようかな」そう答えると「やったーじゃあそうしよう!先生、私たち役員やります」と、みのりちゃんは勢いよく手を挙げました。こうして、みのりちゃんの後押しもあり、私たちは役員を務めることになったのです。

「よろしくお願いします、拓哉くんママはお兄ちゃんのときに引き続きありがとうございます」先生にそう声をかけられると、みのりちゃんは「いえいえ、園での様子も見られるし、子どもも喜ぶんですよね」と笑顔で答えました。本当に、子ども思いの優しいママなんだな。私はこんな優しいみのりちゃんに、一体何をモヤモヤしていたのでしょうか。自分で自分が情けなくなりました。

子ども思いで優しいみのりさんの姿を見ていると、この間の服装への忠告も、決して悪気から出たものではなかったのだろうと思ってしまいますよね。けれど、その笑顔の奥に、どこか引っかかる気配があるのも事実。このまま何も疑わずに信じてしまっていいのかと、そんな不安がよぎってしまいます。

※フレネミーとは・・
「フレネミー」は、英語の「フレンド(友人)」と「エネミー(敵)」を組み合わせた造語として広く知られている言葉です。
単なる敵よりも、心理的な距離が近い分だけ対処が難しい関係性とされています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本:あおいゆめ
作画:ポジョ

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