素顔非公開の超人気マンガ家の緑乃トモヨシである知佳さんは、実は高校生のユウトくんの叔母。ユウトくんの母麻里さんと父宗太さんは、麻里さんが知佳さんの財産を狙ったことが原因で離婚し今は父子家庭。麻里さんの希望で月に一度面会はしているものの、お金の話題ばかりでうんざりしていました。そんなある日、緑乃トモヨシ宛の脅迫文が投函され、麻里さんの仕業だと考えたユウトくんはマンションの入り口を見張るように。でも犯人は別人で、麻里さんを疑ったことを後悔するユウトくんに、義母はもっと麻里さんと話すようアドバイスしました。その後、今までの自分の行いを詫び今後も緑乃トモヨシの正体は明かさないと誓った麻里さんにジュエリー販売員の仕事を紹介した宗太さん。元々アパレルの仕事をしていたと聞いた祖母が、映画ヒット記念パーティに出席する知佳さんの服を選んで欲しいと麻里さんに依頼。ユウトくんの心配をよそに「麻里はファッションに関してはプロだから大丈夫」と宗太さんが太鼓判。ユウトくんも宗太さんも、麻里さんが昔のように元気に笑って欲しいと願っていました。そしてパーティ当日。麻里さんが用意した衣装をイヤイヤ着る知佳さん。でもその姿は別人のように美しく、ユウトくんは麻里さんのコーディネートにも驚くばかり。知佳さんを迎えに来た担当さんも驚きの声をあげ、タクシーへと案内しパーティ会場に向かう知佳さんをみんなで見送りました。パーティでの知佳さんのコーディネートは大盛況、顔だしもありでは?と話題で持ち切りだったそうです。その後麻里さんは、宗太さんに紹介された店で働き始めました。ユウトくんとの面会も続いていますが以前と違い、互いの近状を楽しくやり取りしています。知佳さんが行く取材旅行についていくことを伝えると、今回はともかく次のイベントぐらいは、と考える麻里さんに強いな、と思うユウトくん。それでも「気を付けて行ってきて。お土産よろしく」と言ってくれた麻里さんへ「約束する」と伝えました。
これからの僕たちなりの形でやっていきたい
知佳さんの取材旅行に誘われていることを伝えると、母さんが「いいじゃない、どこ行くの?」と聞いてきました。南の島だと伝えた途端「ファッションコーディネートが必要じゃない?とテンションを挙げます。僕がじろりと睨めば自重してくれましたが、次のイベントを密かに狙っているようです。我が母ながら、強いな、この人。でも、お土産よろしくと言われ「約束する」と答えると「ありがとう!」と言われたのは、とても嬉しかったです。
「じゃあ、今日はここで」今月の面会が終わりました。母さんの言葉に「うん、また来月ね」と返事をします。
そのまま帰ろうとすると、後ろから「ユウト!」と大きな声で呼ばれました。
「私、ほんとうまくやれなくて・・・ごめんね」と、母さんが言います。以前の僕ならもっと違うことを思ったかもしれませんが、今なら母さんの言葉に笑って返すことができました。「いいよ。僕、二人のこと好きだよ、面白いし」
「ユウト・・・ありがとう」僕の言葉に、母さんが照れ臭そうな、嬉しそうな顔をしています。そんな母さんに僕も「じゃあ、おやすみ」と答えました。
両親には振り回されっぱなしだけど・・・それでも、これが僕の家族です。あまり一般的な両親ではないと思うけど、これからも僕らなりの形でやっていけたらいいな、と思っています。
「うまくやれなくてごめん」と言う麻里さんに、「いいよ」と笑って言えるようになったユウトくん。確かに一般的な家庭ではないかもしれませんが、自分達なりの形でこれからもずっと仲の良い家族として過ごせていけたらいいですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
なんかいい話っぽく終わってるけどさ、前話のこの元妻の所業を見たら別人だよ?あんな頭悪くてがめつくて自己中で平気で差別するような人間が、仕事与えられただけでこんなにまともになるわけないと思っちゃう。あっちが本性。
ユウトくんが、両親含め大人も完璧じゃないってことを受け入れて成長する物語でしたね。
自分の両親も、ユカも、知佳も、みんな一生懸命だけど、少し歪で愛おしい。
素敵な物語でした。