子どもが食事中に大人しくしていない、すぐに移動してしまい、ちっとも食べてくれない・・・そんな悩み、ありませんか?今回は産業医勤務の経験もある、ミサクリニック六本木本院院長の寺井美佐栄先生に原因と対策をお伺いしました。

子どもが食事中に遊び始めたり、席を立ってしまったりして、「なかなか食事が進まない」と悩む保護者の方は少なくありません。毎日のことだからこそ、つい焦ったり、イライラしてしまったりするともあるのではないでしょうか。私自身、医師としてだけでなく子育て中の母としても、この問題に何度も向き合ってきました。
子どもの遊び食べや立ち歩きは「しつけ」が原因とは限らない
まずお伝えしたいのは、こうした行動は「しつけができていないから起こるものではない」ということです。子どもの発達段階や、そのときの環境によって自然に起こりやすいものであり、多くのご家庭で見られるものです。その背景を理解することで、対応の仕方も少しずつ見えてきます。
遊び食べや立ち歩きの理由は、いくつかの要素が重なって起こります。ひとつは、まだ集中力が十分に育っていないことです。小さな子どもにとって、長い時間じっと座って食事に向き合うことは簡単ではありません。一般的に集中力は「年齢×1~2分程度」とも言われており、途中で気がそれてしまうのは自然な反応といえます。
また、食事の時間にしっかりとお腹が空いていない場合もあります。間食のタイミングや量によっては、食事への意欲が高まらず、結果として遊びに意識が向いてしまうことがあります。さらに、テレビやおもちゃ、周囲の音など、刺激の多い環境も影響します。子どもは興味のあるものに敏感に反応するため、環境によっては食事への集中が難しくなります。
遊び食べや立ち歩きを回避するには?
こうした背景を踏まえると、対応のポイントも見えてきます。例えば、食事の時間を長く取りすぎてしまうと、集中力が切れやすくなり、結果的にダラダラとした食事につながります。20〜30分程度を目安に区切ることで、食事のメリハリがつきやすくなります。また、食べないことに対して叱ったり、無理に食べさせたりするよりも、「一口食べられたね」「座っていられたね」といった小さなできたことに目を向け、言葉にしてあげる方が、子どもの意欲を引き出しやすくなります。
さらに、食事中の環境を整えることも大切です。テレビを消す、おもちゃを視界に入れないなど、食事に意識が向きやすい状態をつくるだけでも、子どもの行動は少しずつ変わっていきます。あわせて、食事と間食の時間をなるべく一定にすることや、食事前に軽く空腹を感じられるようにすることも、無理なく取り入れやすい工夫のひとつです。
こんな時には医師や専門家に相談を
それでも「ほとんど食べない」「体重が増えない」「食事のたびに強いストレスを感じる」といった場合には、小児科など専門家に相談することも大切です。発達の個性や体調が関係していることもあるため、一人で抱え込まずに頼ることも選択肢のひとつです。
遊び食べや立ち歩きは、多くの子どもが通る過程です。大切なのは、無理にやめさせることではなく、その背景を理解し、関わり方や環境を少しずつ整えていくことです。「今日は少し座っていられた」「一口多く食べられた」といった小さな変化の積み重ねが、やがて食習慣につながっていきます。頑張りすぎず、できることから少しずつ取り入れてみてください。
※記事作成時に生成AIを使用しています。
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