[14]親友の彼氏|想いが伝わらなくてもそばにいられるだけでよかった。親友の本当の気持ちを知り涙を流す

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前回のお話

アユさんとサユリさんは大学の同級生で親友同士。男勝りなアユさんとは対照的に、サユリさんは小柄で守ってあげたくなるような女の子で男性からの誘いも多いものの、常にアユさんを最優先にしていました。そんなアユさんでしたが、密かに想いを寄せていたタクマさんから「サユリさんとの仲を取り持ってほしい」と頼まれ、好きな人の願いに応える形で承諾。やがてサユリさんとタクマさんは恋人同士になります。思わぬ形で失恋したアユさんでしたが、その後もサユリさんとの友情は変わりませんでした。そんな時、サユリさんから旅行に誘われます。はじめは2人きりで行く予定でしたが、話を聞きつけたタクマさんから頼まれて急遽4人での旅行に変更。タクマさんそっちのけで楽しい時間を過ごしたアユさんとサユリさんでしたが、それに不満を持ったタクマさんは「サユリさんが本当に好きなのはアユさんで、恋人関係はアユさんを自分に奪われないようにするためだった」と告白します。サユリさんが自分に恋愛感情を抱いていると知ったアユさんは動揺。サユリさんに何とか声をかけようとするも、「1人にしてほしい」と突き放され、タクマさんと一緒にその場を離れたのでした。

1話目から読む

自分にとっては親友でしかない

私とタクマさんが付き合うのを避けるために、好きでもないタクマさんと恋人になったサユリ。私の気持ちを知ったうえでタクマさんとの関係を邪魔していたと聞き、言葉を失ってしまいました。するとサユリは、「私がタクマと付き合わなかったら、きっとアユは私のことなんてどうでもよくなる」と泣きながら言いました。

サユリはまだ浜辺にいるのかな、今何を考えているんだろう。浜風寒かったけど、風邪ひいたりしないかな。そんな風にサユリを心配する一方で、私の頭からはタクマさんに告げられた「サユリはアユのこと、恋愛感情で好きなんだよ」という言葉が消えませんでした。

好きでもないタクマさんと付き合っていたということは、それだけサユリが私のことを大切に想ってくれていたということ。もし私とタクマさんが付き合うことになったら、私が自分の元から離れてしまう・・・それをサユリは受け入れられなかったのでしょう。2人きりで旅行に行こうと誘ってくれたのも、私への特別な気持ちがあったからなんだと思います。

サユリは、ただまっすぐに私を想ってくれていた。だけど私は、サユリを恋愛感情で好きになることはできない。ずっと親友として過ごしてきたから・・・。「ごめんね、サユリ」心の中でそうつぶやくと、私はそっと目を閉じて、サユリと出会った日のことを思い出します。

大学に入学して間もない頃のこと。サークルの練習が終わった後、「あの、さっき軽音サークルでボーカルやってた人だよね?」と、ふいに声をかけられました。私が「そうだよ~」と答えると、サユリは目を輝かせて「すごく素敵でした!」と褒めてくれました。まっすぐで飾らないその言葉に、嬉しくなったのを今でもはっきりと覚えています。

ずっと親友だと思っていた相手から、恋愛感情を向けられていたと知れば、驚いてしまうのは無理もないことです。それでもサユリさんのまっすぐな想いを知ったアユさんは、目を背けることなく、きちんと向き合おうとしました。その姿からは、相手の気持ちを大切にしようとするアユさんの誠実さが伝わってきますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん

最新のコメント
  • 足之進 より

    ていうかサユリの様子見に行かないの?
    いくら一人にしておいてと言われたからってもう午前3時すぎでしょ。
    心配じゃないの?
    何かあったらどうするのよ。
    思い出にふける前に様子を見に行きなさいよ。

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