[20完]シール交換トラブル|今後はきちんと向き合おう。子どもを二の次にしてシール集めに熱中したことを反省

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前回のお話

空前のシールブームが到来。由依さんの娘あいちゃんは、大人気のうるうるシールが手に入らなくても友達とシール交換を楽しんでいました。友達のまりあちゃんは、母親のあやかさんが熱心に集めてくれたおかげでうるうるシールをたくさん持っていましたが、まりあちゃん本人はシール集めよりもお母さんと過ごす時間を望んでいました。ある週末、いつものようにシール探しに駆り出されたまりあちゃんでしたが、列に並んでいる途中でお腹を下してしまったのが原因で新作のシールが買えませんでした。そんな中、由依さんは偶然立ち寄った先で運よく新作のシールをゲット。外に持ち出さないことを条件にあいちゃんにシールを渡します。念願のうるうるシールを手に入れたあいちゃんでしたが、友達に自慢するため由依さんとの約束を破って外に持ち出し、せっかく買ってもらったシールを落としてしまいます。それを拾ったまりあちゃんは、黙って自分の物だと偽り、あいちゃんにシール交換を持ちかけました。実はまりあちゃんがシールと交換したのはあいちゃんの家の鍵。夜遅くまでお母さんが帰ってこないのが嫌で、家を交換してもらったと言います。幸い、あいちゃんは近くの公園で無事見つかりました。そして2人の話を聞く中で、まりあちゃんは「本当はシールはあいちゃんのものなの、羨ましくて意地悪してやろうと思っただけ」と、泣きながら打ち明けました。

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これからは親子でシール交換を楽しもう

まりあちゃんの涙の告白を通して、あやかさんはこれまで娘にどれほど寂しい思いをさせていたのかに気づきました。これでやっとシール集めに追われる日々から離れ、親子で向き合う時間が増えていくはず。遠回りにはなりましたが、まりあちゃんの気持ちがきちんと伝わってよかったです。

それから数日後、あやかさんは改めて私に謝ってくれました。「この間は本当にごめんなさい、まりあの気持ちを考えずにシール集めに躍起になってた」まりあちゃんの言葉で自分の過ちに気づいたのか、あやかさんは反省した表情を浮かべていました。

「子どもが喜んでくれるって思うとそうなりますよね、シール集め昔も流行ってましたよね・・・でもちょっと今とは事情が違うのかな」私が子どもの頃もシール交換は流行っていましたが、ここまで殺伐としていませんでした。親が何時間も並んだり、レートを気にしたりする今のシール交換には、昔とは違う空気を感じます。

「価値が付き過ぎたのかな~」そう言うと、あやかさんはうんうんとうなずいて、「シールも集めたいけど、子どもが置いてけぼりだと本末転倒だよね・・・」と、まりあちゃんの気持ちを後回しにしてシール集めに熱中したことを反省している様子でした。

「シール帳作ってみようかな、渡して終わりじゃなくて、娘と一緒に楽しもうかなと思って・・・今度シール帳見せてくださいね」そう言うと、あやかさんは嬉しそうにこちらを見ました。そのとき、後ろからまりあちゃんがあやかさんに声をかけます。

「はい、これ」まりあちゃんの手には、以前私にくれたものと同じお花が握られていました。「私もはい!お母さんにあげる!」あいもそう言って、私にお花を差し出します。ずっと渡したかった綺麗なお花を、ようやくあやかさんに手渡せたまりあちゃん。これからは今までできなかった分、お母さんとの時間を大切にしてほしいと思います。

子どもを喜ばせたい一心でシール集めに夢中になってしまう気持ちは分かります。だけどまりあちゃん親子の場合は、その想いが先走り、子どもの寂しさが置き去りになってしまっていました。シール集めに限らず、周りが見えなくなるほど熱中するのは危ういもの。これからは子どもの声に耳を傾けながら、親子で楽しくシール集めができるといいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ

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