2人きりで旅行に行けると思ったのに

社会人になってから知り合ったシンジに告白し、恋人同士になった私たち。しかし、彼には年の離れた妹カオルさんがいて、付き合った当初から「家族優先になるけどいい?」と言われていました。はじめは家族想いな人なのだと好印象を抱きましたが、蓋を開けてみれば「妹の塾の送迎があるから」とデートを早く切り上げられたり、「一緒に来たいって言うから」と何の相談もなくカオルさんを連れて来たり。何かにつけてカオルさんを優先するシンジに、私は戸惑いを隠せませんでした。
付き合い始めてもうすぐ1年が経とうとしていたある日のこと。シンジから「付き合った記念日はちょっと奮発して旅行に行かない?」と提案されました。久しぶりに2人きりでゆっくり過ごせるのが嬉しくて、「嬉しい!どこにする~?」と思わずテンションが上がります。

「どこにしようか」と2人で旅行先を考えていると、シンジのスマホにカオルさんから電話がかかってきました。私は嫌な予感がして、思わず表情を曇らせます。

「え?遊園地?うん・・・わかった」シンジはそう答えて電話を切りました。「どうしたの?」と笑顔で聞くと、シンジは少し気まずそうに視線を逸らして「うん、あのさ・・・」と、言いにくそうに話し始めます。

「なんか、カオルがテーマパークに行きたいらしくて」私は心の中のモヤモヤを隠し、理解あるふりをしてうなずきます。「オフィシャルホテルがいいって話してて・・・」だけどこの先に続く言葉を想像すると、次第に心が重くなっていきます。

「その・・・旅行はまた今度で良いかな?」申し訳なさそうにそう言われ、私は今にも溢れそうな涙をこらえ、気付かれないようそっと視線を落としました。妹を優先したい気持ちは理解しているつもりです。それでも、大切な記念日すら一緒に過ごせないなんて・・・。シンジにとって私は何なのだろうと、悲しくて胸が締め付けられました。
2人にとって大切な記念日でさえ、妹を優先するシンジさん。それでも彼のことが大好きなユキノさんは、不満を飲み込んで受け入れるしかありません。付き合っている立場では家庭の事情に踏み込むのは難しいもの。けれど、ユキノさんの気持ちにも少しは目を向けてほしいと思ってしまいます。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
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この場合は彼女を優先すべきじゃないですか?
これが妹さんやお母さんが、たとえば病気やケガなど深刻な事情なら主人公も納得して彼に協力すると思うんですよね。
でも単なる遊興費をねだられただけ。
彼氏も緩急つければいいのに、極端な人だよね。
家族でもここは彼女を優先するべきでしょ。彼には、妹と自分どっちを取るか聞いて、それの答え次第でどうするか決めて。