好きな人が想いを寄せるのは親友?切ない三角関係

親友のサユリに、タクマさんに想いを寄せていることを打ち明けた私。色気も可愛げもない私に好きな人がいるなんて普通なら笑われてもおかしくない話ですが、それでもサユリはからかったり否定したりすることなく、まっすぐに私の恋を応援してくれました。
練習終わり、サユリとサークルの仲間たちとご飯にやってきました。サークルの仲間たちはサユリを見るなり、「相変わらずかわいいね~」「彼氏は?いるの?」と鼻の下を伸ばして質問攻め。私はサユリをガードするように肩を抱くと、「ちょっと!みんなサユリにちょっかい出さないで!」と叱りました。

すると、少し離れた席に座っていたタクマさんが、「ちょいちょい、俺のサユリに手ぇ出さないで~」と冗談めかして声をかけてきました。後輩の1人が「あれ~タクマさんそんな感じですか?」と冷やかすと、タクマさんは「そーなの、でもサユリちゃんなかなか落ちないのよ」と困ったように笑います。面と向かって口説かれて気まずくなったのか、サユリは「ちょっとお手洗い行ってくるね」と言って席を立ちました。

「サユリ、ちゃんとお手洗い行けたかな」と心配していると、タクマさんが「俺さ、本気でサユリちゃん気に入ってるんだけど、協力してくんない?」と真剣な表情で頼んできました。予想外の協力要請に、私は返す言葉を失います。

「イ、イヤですよぉ~サユリにはもっと誠実な人が・・・」とやんわり断るも、タクマさんはなかなか引き下がりません。「えーでもなぁ」と冗談まじりにかわしていると、タクマさんはふと表情を変え、「アユ、俺本気なんだよ」そう言って、私の目をまっすぐ見つめました。

タクマさんのこんなに真剣な表情を見るのは初めてでした。私は思わず「ははは・・・仕方ないなぁ」と返事をしてしまいます。タクマさんのことが好きな私。だけど好きな人からこれほど真剣に頼まれてしまったら断りきれませんでした。私の言葉を聞いたタクマさんは満足そうに笑うと、「それでこそアユ!愛してる!」と言って私の肩をぐっと引き寄せました。

お手洗いから戻ってきたサユリは、私とタクマさんが親しげにしている姿を見て、どこかショックを受けたような表情を浮かべていました。けれどその時の私は、サユリの気持ちに何ひとつ気づいていなかったのです。
タクマさんを想うアユさん、そしてサユリさんを想うタクマさん・・・あまりにも切ない三角関係です。タクマさんの気持ちを応援すると決めたアユさんは、表では笑っていても、胸の奥ではきっと泣いていたはず。こんなにも苦しい失恋があっていいのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
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こんな男を好きになった時点で負け!
これも人生経験のひとつ。