自分の実家は普通の良い家族だと思っていた

私は、母が嫁いびりをしていることや、母も祖母から酷い嫁いびりを受けていた過去があることを婚約者の隆明に打ち明け、実家に連れて行くべきか迷っていることを正直に伝えました。私の話を聞いた隆明は、自分の母親と祖母もよく言い合っていたと話してくれましたが、うちと違って隆明のお父さんはお母さんの味方をしていたそう。そういえば、一度だけ会ったことのある隆明の両親は穏やかで会話も多く、仲の良さが伝わって来ました。そんな仲の良い隆明の両親を珍しく感じていた私でしたが、今思えば、珍しいのは私の両親のほうだったのです。
私は今までずっと自分の家は何の問題もない良い家族だと思っていました。でも、他の家の様子や夫婦の在り方を知った今、改めて思い返してみると、私の家は不自然なことばかりでした・・。

兄しか可愛がらず、母をいびってばかりの祖母。そして、祖母にいびられている母をかばったり、いびる祖母をとがめたりしない祖父と父。祖父母は数年前に亡くなったけれど、祖母が居なくなれば解決するような問題でもありません。

こんな歪んだ実家の実情を伝えても、隆明は嫌な顔もせず「俺はカオリの家族にちゃんと挨拶したいと思ってるよ」と言ってくれました。

「よっちゃんから話を聞いて、私が家族をちゃんと見ていたらこうはならなかったんじゃないかって思うんだ・・」私はずっと一緒に暮らしていたのに母が祖母にいびられていたことに全く気づかず、母がみずほ先輩をいびっていることにもちっとも気づきませんでした。私がもっと早く気づいていたら・・そう思わずにはいられませんでした。
世間一般ではおかしいとされることでも、生まれたときからそれが当たり前のように家の中で行われていたら、それが普通だと思ってしまうのも仕方ないですよね。「私が家族をちゃんと見ていたら・・」と自分を責めるカオリさんですが、決してカオリさんのせいではありません。でも、おかしいと気づいたからには何とかして改善策を見つけたいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:dechi
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