靴の上やドアノブ作戦も息子には効果なし

息子の問題行動に、育て方が悪かったのか、それとも愛情が足りなかったのか、と次第に自分を追い込むようになってしまった私。思い切って担任の先生に相談すると、「この年の子は特に理由がない可能性もあります」と言われ、もう少し肩の力を抜いてみようと気持ちを切り替えることにしました。
そのうち先生からの電話も、「トウマがどこかに行ってしまう」という深刻なものから、「授業中に鉛筆で遊んでいる」といった、少し落ち着いたものへと変わっていき、私は少しずつ安心できるようになったのです。

しかし、ホッとしたのも束の間、また学校から電話がかかってきました。恐る恐る受話器を取ると、担任の先生から「トウマ君、お道具箱はまだですか?いつも予備を貸していて」と、思いもよらない言葉が。お道具箱は、購入したその日にトウマの部屋に置いたはず。てっきり学校へ持っていったものだと思い込んでいた私は、思わず言葉を失いました。私は先生に「すみません確認します、必ず明日持たせます」と言って電話を切ります。

すると、タイミングよくトウマが帰ってきました。私はため息をつきながら、「ねぇ、お道具箱まだ家にあるの?」とたずねると、トウマは少しも悪びれる様子なく、「あっ、忘れてた!でも先生がいつも貸してくれるよ」と、あっけらかんと言います。

それ以来、部屋に持ち物を置くと忘れられるので、置き場所を玄関に変えることにしました。しかし、それでも忘れてしまうので、靴の上に置いてみたり、ドアノブに掛けてみたりと、思いつく限りさまざまな方法を試します。

しかし、どんな手を打っても忘れてしまうのがうちの息子。この日も、絶対忘れないようにと靴の上に給食袋を置いたのですが、なんと靴を履くときに横に置いて、そのまま忘れて出て行ってしまったのです。え・・・そんなことある!?
どれだけ目につく場所に置いていても、忘れてしまうことってありますよね。特に小学生の男の子は、その瞬間に目の前にあることだけで精一杯。「持っていかなきゃ」と頭では分かっていても、靴を履いた途端にすっかり抜け落ちてしまう。あるあるですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
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