[20]実母が嫁いびり義母になっていた|家族を大切に思う自分に気を遣って、嫁いびりの事実を隠していた先輩

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前回のお話

彼氏の隆明さんからプロポーズを受け、報告のため実家に帰ることにしたカオリさん。実家には兄家族が同居しており、義姉のみずほさんとは高校時代部活が同じで仲も良かったため帰省を楽しみにしていたのですが、実家に帰って見たのはやつれて別人のようになったみずほさんの姿でした。なんと原因は母親の嫁いびり。カオリさんが抗議するも本人には嫁いびりをしている自覚がないようで、兄の憲一さんも妻が辛い目にあっているのにまるで他人事。優しかった母親の変わり果てた姿にショックを受けたカオリさんは、帰宅後に従姉で同じバレー部だったよっちゃんに実家でのことを打ち明けました。すると、カオリさんの実家の現状を知っていたよっちゃんはみずほさんを心配しつつも、カオリさんのお母さんの気持ちも分からなくないと言いました。驚くカオリさんに、よっちゃんは自分の母親から聞いたというカオリさんの実家の過去を話してくれました。義両親と同居していたカオリさんの母親は、結婚当初から姑にひどくいびられ、朝から晩まで家政婦のように働かされ辛い思いをしたそう。父親と義父は嫁いびりに気付いていたものの、庇ってくれるどころか止める気配もなし。カオリさんの母親は、子どもたちに辛い思いはさせまいと嫁いびりに耐え続けました。その事実を知ったカオリさんは、自分の家のことなのに何も知らなかったと、不甲斐なさを感じました。

1話目から読む

先輩がSOSを出さなかった理由

幼いながらに祖母は厳しい人だとは感じていましたが、まさか母をいじめていたとは、まったく気づきませんでした。きっと母は私たちに心配をかけまいと、どれほどつらくても表に出さないようにしていたのだと思います。みずほ先輩も、若い頃の母と同じ気持ちで耐えていたのでしょうか。

「私、自分の家のことなのに全然知らなかった」そうショックを受ける私に、よっちゃんは「みずほはカオリには知られたくなかったんだと思う、カオリが家族を大切に思ってることは高校の頃から知ってたし・・・」と優しく声をかけてくれました。

「おばちゃんのこと、自慢のお母さんって話してたから」そう言われて、私ははっとしました。「うちのお母さん、優しくて大好きなの」そう言って、みずほ先輩とよっちゃんに母を誇らしげに話していた自分の姿が浮かびます。みずほ先輩はそんな私に気を遣って、SOSを出さずにいたのでしょう。

私が知っている母は、料理が上手で、いつも笑顔を絶やさない優しい人でした。本当に自慢の母だったんです。高校時代、みずほ先輩を初めて家に連れてきたときも「素敵な先輩ね」と言ってくれていたのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。

高校時代は、私とみずほ先輩とよっちゃんを優しく見守ってくれていたはずの母。私はあの頃を思い返しながら、楽しかった時間に戻れたらいいのにと何度も願ってしまいました。それほどまでに、今の現実を受け止めきれずにいます。

「よっちゃん・・・私、ほんと何も分かってなかったんだね」そうつぶやくと、よっちゃんは静かに「仕方ないよ」と言ってくれました。

「まだ高校生だったんだし、大人が隠そうとしてたわけだしね」よっちゃんはそう言って、私の気持ちをそっとフォローしてくれました。先輩と兄が結婚すると知ったとき、本当に嬉しかった。自慢の家族だと思っていたのに・・・どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。

高校生の頃は「素敵な先輩ね」と言ってくれていたのに、なぜ嫁として家にきた途端、いびるようになってしまったのでしょうか。カオリさんの立場からすれば、あんなに優しかった母親が大好きだった先輩を苦しめる存在になってしまったなんて、簡単には受け入れられませんよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • もん より

    イジメもいろいろあるだろうけど、食事も一緒にさせない、いやいや「食事もさせない」って、それもう虐待ですから。
    命にかかわるよ?
    イビリもいいかげんにしないと、もしこのお嫁さんが過労死したら直接加害者の姑も黙認してた舅ものほほんと我関せずだったダンナもみんな逮捕されるよ。
    けど、イジメもイビリも加害者の方は気分がハイになっちゃってどんどんエスカレートするんだよ。精神おかしくなってるとしか思えないわ。

  • きすけ。 より

    自分がやられて嫌だったことを人にするってのは、単純に性格がひん曲がってるだけだよ
    やられたからやっていい、なんてことはないんだもん
    なので、「おばちゃんの気持ちもわかる」とか言っちゃってる時点で、もう田舎特有の考え方に染まってますよ、よっちゃんは

    主人公も「義母(婚約者の母)に早朝から掃除をさせられたりいびられてる」って母親に泣きついてみたら?
    自分の娘がされたらきっとキレるから、自覚させよう。

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