[3]親友の彼氏|たった1週間で何があった?知らない間に距離が縮まった親友と好きな人に胸がざわつく

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前回のお話

アユさんには、大学時代にサユリさんという親友がいました。サユリさんは小柄で可愛くて、まさに守ってあげたくなるような女の子。そのせいか男性からの人気も高く、デートのお誘いが絶えません。でも本人はまったく興味なし。いつも「アユと予定があるから」と、アユさんを最優先してデートの誘いを断っていました。アユさんとサユリさんは誰もが認めるほどの大親友。まるで恋人同士のようにいつも一緒に行動していました。しかしサユリさんは、ある日の講義をきっかけにアユさんに好きな人がいることを知ってしまいます。

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親友に好きな人がいることに気付いてしまった

タクマさんに密かに想いを寄せる私。色気も可愛げもない私に好きな人がいるなんて、こっぱずかしくて親友のサユリにすら打ち明けられずにいます。しかし、サユリはタクマさんと嬉しそうに話す私を見て何かを感じ取ったのか、突然「アユ」と私の名前を呼びました。

「私、向こうに座っておくね」サユリは、私とタクマさんに気を遣って離れた席へ座ろうとします。「え!?なんで?一緒に座ればいいじゃん」と言うと、サユリは少し言いづらそうに「だってその・・・お邪魔かなって」と言葉を濁しました。

私は慌てて「そんなことあるわけないじゃん!」と否定します。するとタクマさんが、「アユの友達?」とたずねてきました。私はサユリの肩をぎゅっと抱き寄せ、「そう!私の可愛い可愛い大親友のサユリ!タクマさんぜ~ったい手、出しちゃダメですからね」と忠告するように言いました。

タクマさんは「なんだそれ!」と笑うと、サユリに手を差し出し「サユリちゃんはじめまして~タクマです、仲良くしてね」と自己紹介しました。サユリは「よろしく・・・おねがいします」と控えめに挨拶を返すと、タクマさんの人差し指をキュッと掴みました。

サユリの小動物のような仕草に、タクマさんは思わず「なにこの子、可愛いんだけど」とつぶやきます。私はすぐに2人の手を引き離すと、「知ってます!サユリが可愛いのは当たり前だし!ピュアなんでぜーったいにダメですよ」と念を押すように言いました。

講義が終わり、私は凝り固まった体をほぐすように「あ~つかれた~」と大きく伸びをしました。それを見たサユリは、「アユはほとんど寝てたでしょ?」と呆れたように笑います。私は席から立ち上がると、「じゃ、私サークル行くわ~」と言って、サユリと別れました。

それから1週間ほど経ったある日のこと。私はサークルで次に演奏する曲を口ずさみながら、上機嫌で教室へ足を踏み入れました。・・・すると、そこで思いもよらない光景を目にします。

そこには、楽しそうに談笑するサユリとタクマさんの姿がありました。スマホをのぞき込みながら話す2人の距離は、思わず恋人同士かと疑ってしまうほど。つい1週間前に、私がタクマさんにサユリを紹介したばかりだったのに、そこから何があってあそこまで打ち解けたのか、私にはまったく分かりませんでした。

アユさんがタクマさんに想いを寄せていることを、サユリさんは分かっているはずなのに、恋人同士のような距離感でタクマさんと親しげに話すサユリさん。ただ仲良くなっただけなのかもしれないと思いながらも、胸の奥がざわついてしまいますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん

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