お姫様にも向き不向きがある

庶民とは感覚が違い過ぎる、お金持ちな義家族。結婚後も働くことを伝えると、義母は申し訳なさそうな顔をして、「息子の稼ぎが少なくてごめんなさい」とブラックカードを差し出してきました。あまりの出来事に、私は放心状態。違うんです、そういうわけじゃないんです。
今回は、そんな義母のお嬢様エピソードを紹介します。あれは、まだ息子が小さかった頃のこと。授乳と夜泣きで寝不足が続き、身なりに気を遣う余裕もなく、ボサボサの髪にヨレヨレの部屋着がすっかり定番になっていました。そんな時、義母から1本の電話がかかってきます。

体力が限界に近いなか「もしも・・・」と生気のない声で電話に出ると、義母が間髪入れずに「あ、私だけどぉ!お嫁ちゃんに素敵なプレゼントがあるんだけど服のサイズいくつ?」と聞いてきました。私が絞り出すように「Mです」と答えると、「わかったー!楽しみにしててね!」と言って、あっさり通話は終了。

通話時間は、ほんの10秒ほど。少し嫌な予感はしたものの、そこまで考える気力も残っておらず、私はとりあえず流れに身を任せることにしました。その頃の義母はというと、いつものアフタヌーンティーを楽しみながら、「喜んでくれるかしら」と恋する乙女のようにつぶやいていました。

後日、義母から私宛にとんでもないものが届きました。それは、丁寧なフリルがあしらわれた、なんともお上品なシルク素材の姫ネグリジェ。しかもご丁寧にナイトキャップ付きです。「・・・どう?うける?」と夫に聞いてみましたが、返ってきたのは満面の笑みだけ。お願い笑って。笑ってくれたら救われるから。

私は鏡で自分のネグリジェ姿を見て、義母の「女性はいくつになってもお姫様よ!」という言葉を思い出しました。気持ちはありがたいけど、お姫様にも向き不向きがあります。とはいえ、物は間違いなく上質。ここは心をぐっと押し殺して、しっかり着倒すことにしました。
「女性はいくつになってもお姫様」という義母の気持ちも分かりますが、お姫様スタイルにも向き不向きがありますよね。でも、高級ネグリジェを送ってくれるなんて、似合うか似合わないかは置いておいて、少し羨ましい気もします。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
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お嫁ちゃんのメガネ️とった姿見たいね。旦那さんは母親と反対のタイプを選んだんだな。
頂いた物はフリマへ…