[17]実母が嫁いびり義母になっていた|母もかつて酷い嫁いびりを受けていた。従姉に聞いて初めて知った母の過去

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前回のお話

隆明さんと婚約したカオリさんは、家族への報告のため久しぶりに電車で2時間の距離の実家に帰ることにしました。実家には兄家族が同居しており、義姉のみずほさんは高校時代のバレー部の先輩でもあり仲良しです。事前にみずほさんへ婚約報告のメッセージを送ったカオリさんは、いつもと違って他人行儀に「おめでとうございます」とひと言だけの返信に違和感を覚えましたが、半年前に出産したばかりのみずほさんはつむぎちゃんの育児で忙しいか疲れているのかなと深くは考えていませんでした。ところが実家に帰ってみると、いつも明るくニコニコして優しかった母親が嫁であるみずほさんをいびっているのを目にして驚きとショックを受けました。母親に物申しても本人は嫁いびりをしている自覚がなく、兄の憲一さんは妻が心身ともに疲弊しているのにまるで他人事です。なんとかみずほ先輩を助けたいと思うカオリさんですが、庇ってもらったら余計にきつく当たられる、更にはつむぎちゃんを取られて自分だけ追い出されるのではないかと怯えるみずほ先輩を見て愕然としました。大好きだった実家が変わってしまったことに動揺し逃げるように帰宅したカオリさんですが、すぐに従姉で高校バレー部の先輩でもあるよっちゃんに電話をかけ実家の様子がおかしいと打ち明けると、両親を亡くし帰る実家もないみずほさんは追い出されないように辛くても耐えているようだと話してくれました。よっちゃんはそんなみずほさんを心配すると同時に、カオリさんの母親がみずほさんをいびってしまう気持ちも分からなくもないと言い、自分の母親から聞いたカオリさんの実家のことを話してくれました。

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母もかつて酷い嫁いびりを受けていた

母の嫁いびりで義姉であるみずほ先輩が辛い思いをしていることを従姉のよっちゃんに相談すると、よっちゃんはみずほ先輩を心配しつつも、母の気持ちもわからなくもないと言うので驚きました。よっちゃんは、自分の母親から聞いたという私の実家の過去のことを話し始めました。

私の母は村の生まれではなく、父が街に野菜を卸しに行った際に知り合い、惹かれあった2人は結婚。当然のように父の実家で同居することになりました。「これから色々頑張らなきゃ・・」と結婚生活への期待に胸を膨らませ義実家に嫁いだ母でしたが・・。

母の新生活への期待はすぐに打ち砕かれることに・・。街育ちで農家の仕事をしたことのなかった母は「街から来た娘は家事も仕事も満足にできんのか!?」と毎日祖母に怒られ、朝から晩まで働かされて家での扱いは家政婦同然だったようです。

そして、しばらくして兄の憲一が生まれましたが、男の子だったため祖母が跡取りとして兄を育て始め、母が一緒にいられるのは授乳の時間くらいでほとんど子育てをさせてもらえなかったそうです。

数年後に私が生まれましたが、祖母は女の子の私に興味を持つことはなく・・母は私を背負って家事や畑仕事をこなしていたそうです。そんな状況でも父は何も言ってくれず、母は一人で耐えていたようです。

よっちゃんの話しを聞いた私は、子どもの頃のことを思い返しました。そういえば、祖母はいつも兄には優しいのに「女はこっちで手伝いだから来なさい」と私には厳しくてあまり好きじゃなかったことを思い出しました。でも、母と祖母が揉めているところは見たことがなかったので、母がそんな辛い思いをしていたなんて全く気付いていませんでした。

かつて自分が嫁の立場だったときに姑から酷い嫁いびりを受けていたというお母さん。カオリさんが全く気付いていなかったということは、お母さんはカオリさんの前では辛さを見せないように必死に明るく振る舞っていたのかもしれませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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