帰って来ても母親がいないのが当たり前

家に帰ればいつもいて、休みの日には一緒にお菓子作りをしてくれる・・・そんなお母さんを少し羨ましく感じているまりあちゃん。本当はもっと話を聞いてほしいし、休みの日もシール集め以外のことをしたい。けれど、それが自分のためだと分かっているからこそ、その本音を胸の奥にしまい込んでしまうのでした。
夕方、自宅に帰ってきたまりあちゃん。「ただいまー」と声をかけますが、家の中はしんと静まり返っています。どうやら、お母さんはまだ仕事から帰ってきていないようでした。

ですが、まりあちゃんにとってこれはいつものことでした。特に気にする様子もなく部屋に入ると、宿題をしたり、シールを眺めたりしながら1人の時間を過ごします。そうこうして時刻が18時を過ぎた頃、「ただいまー」とお母さんが帰ってきました。

まりあちゃんはお母さんに勢いよく抱きつくと、「ママおかえり!今日もあいちゃんち行ったの、それであいちゃんママがクッキー焼いてくれててね・・・」と、今日あった出来事を嬉しそうに話し始めました。それを聞いたお母さんは、フフッと微笑んで「よかったじゃない、今度ママもお礼言っておくね」と返します。

まりあちゃんはまだ話し足りない様子で、「それでね、今日公園の近くでかわいいお花みつけてね・・・」と続けようとします。しかし、お母さんの「あ!18時半からシールのネット販売があるんだった!ごめんまりあ、ママちょっと忙しいから待ってね!」という言葉に、話を遮られてしまいました。

シールのネット販売にスタンバイするお母さんを、まりあちゃんは寂しそうな表情で見つめていました。公園で見つけた花のことを話したかったのに、今日もシールが優先。また大切な親子の時間が、知らないうちに奪われてしまったのです。それでもまりあちゃんは、自分のために一生懸命になっているお母さんを思うと、その気持ちを口に出すことができませんでした。
今日あった出来事をお母さんに話したいけど、今日も優先されるのはシール集め。自分のためだと分かっていても、きちんと向き合ってもらえないと寂しさを感じてしまいますよね。まりあちゃんのお母さんは、その小さなサインに気づいているのでしょうか。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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