自分のためにシールを探しに行ってくれる母に言えない気持ち

小学3年生の娘あいちゃんが友達とシール交換をするのを見ていた由依さんは、微笑ましく思いながらも自分が子どもの頃のシール交換との違いに少し戸惑いも感じていました。あいちゃんは友達のまりあちゃんが持っている人気のうるうるシールを羨ましがってはいるものの、無理のない範囲で楽しんでいました。
まりあちゃんの家では、お母さんが仕事から疲れた様子で帰って来ました。お母さんの顔を見て「ママ!おかえり、ママあのね。今日ねっ・・」と話したいことがたくさんあるまりあちゃんですが、お母さんはまりあちゃんの話にはあまり興味を示さず「あ、そうだ。はいこれ!」と言ってカバンから何かを取り出しました。

お母さんが取り出したのは、入手困難なうるうるシールでした。「うるうるシールだ!買ってきてくれたの!?」と目を輝かせるまりあちゃんを見て、「帰る途中にお店に寄ったらちょうど売ってたの。ラッキーだったわぁ」と嬉しそうに話すお母さん。

まりあちゃんは「ママあのね、今日あいちゃんの家でシール交換したの。まりあが一番シール持ってた。あいちゃんのママもね、まりあのシール帳すごいって言ってた」とお母さんに得意げに話します。

「みんな、まりあのうるうるシール羨ましいって!」そう話すまりあちゃんに、お母さんも「なかなか買えないからね~。大切にしてね?」と満足気。「はーい」と答えたまりあちゃんは、少し言いづらそうに「・・ママ、明日もお仕事?」と聞きました。

まりあちゃんがまたシールを探してきてほしいのだろうと思ったお母さんは「まかせてっ!わかってる!明日も帰りにシール売ってないか見てくるからね!」と張り切って言いましたが、まりあちゃんは「うん・・」と答えながらもどこか元気がありません。実はまりあちゃんは「ママは私のために仕事が終わってからシールを探してくれてるし、シールも嬉しいし・・。・・いっか」と本当はお母さんにもっと早く帰って来てほしいと言えずにいました。まりあちゃんを喜ばせるために仕事帰りにシールを探しに行っているお母さんは、帰宅が遅くなることでまりあちゃんが寂しがっているなど思ってもいませんでした。
入手困難なシールを手に入れるためにまりあちゃんのお母さんはきっと何軒も何軒もお店をまわっているのでしょうね。まりあちゃんのためにやっているシール探しが、実はまりあちゃんに寂しい思いをさせているなんて・・。でも、自分のために頑張ってくれているお母さんに本音を言い出せないまりあちゃんの気持ちもわかりますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ
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