誰からも愛されない人間なんだと痛感

姉の結婚の顔合わせで実家に帰って来た私は、母親が体裁のために用意したハイブランドのワンピースを着て大人しく座っていました。誠実そうな義兄の姿や立派な肩書きに満足そうな母親、その隣で微笑む姉の顔を見て「幸せそうで何より」とはこれっぽっちも思わず、「早く帰りたい~!」とリョウにメッセージを送り暇を潰すのでした。
そして、「じゃ、帰りまーす」そそくさと帰ろうとする私に「たまには帰ってきなさいよ?アンタはほんと・・」と言い出す母親に「ハイハイ、思ってもないこと言わなくていーよ」と言って実家を出ると、どっと疲れを感じました。

「帰ったらリョウに話聞いてもらお~。あ、お酒とツマミも買ってって~。駅前のギョーザ好きって言ってたからテイクアウトしてこっかなあ~。」やっぱり私の居場所は彼氏だけです。

そう思ってたのに・・。家に着くと、「・・リョウ?」訳が分からずそうつぶやく私を出迎えたのは、

シャツのはだけたリョウと見知らぬ女性の姿でした。
「誰?その人・・」という私の言葉に「いや~えっと・・ハハ・・」と言葉を濁すリョウの後ろで、「見たらわかるでしょ」と女性が平然と言いました。

「オンナだよ。リョウの。にっぶいなぁ~。知らなかった?ウチら以外にも他に3人くらいいるんだよ~」うっすら笑いを浮かべながらそう話す女性を「おい!」と言って遮ろうとするリョウ。2人のやりとりを見て「あぁ・・」と呟いた私は、

部屋に入り通帳を手に取ると、「ユイナ!?」と私の名前を呼ぶリョウを無視して、「私・・馬鹿だ・・」と自分自身に呆れながら部屋を飛び出しました。

「ユイナ!おい!!」リョウが引き止めようとするも「もぉ~、ほっときなよぉ~」と諦めさせる女性。そう、私の居場所なんて最初からあるはずなかったのに・・。

走っていた速度を少し緩めると自然と涙がこぼれ落ちました。それを見て思わず「・・ッ・・はは・・」と笑ってしまう私。

「やっぱり私は、誰からも愛されない人間なんだ」そう思って絶望的な気分になり、こぼれてくる涙を止めることができませんでした。
実家で相変わらず体裁ばかり気にする母親の満足そうな様子を見て、何にも変わっていないとうんざりしたユイナさん。疲れ切って実家を出た後、彼氏のリョウさんに癒してもらいたかったのに・・こんな仕打ちが待っているなんて夢にも思いませんよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
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安っぽい人間になってはいけません。まず自分を愛してあげて。
自分の価値は自分で決める。安い人間にはそれなりの人しか寄ってこない。
母親が毒で気の毒ですが親の毒に飲まれてはいけない。母親は何も持ってないから姉の優秀さを自分のことのように言うだけ。