[9]ワンオペ余裕?留守番夫|友人から指摘され自分がどれほど家事や育児に関われていなかったのかを思い知った夫

アイコンイメージ
前回のお話

4歳のゆうたくんと1歳半のみずきちゃんを育てる専業主婦のひかりさん。夫の祐二さんは仕事で毎日帰りが遅く、家事育児はひかりさんがほぼ1人でこなすいわゆるワンオペ育児。そんなとき、郵便物の中に結婚式の招待状を見つけます。行きたい気持ちは山々でしたが、式場は県外で外泊必須。ワンオペの状況を考えると、とても外泊はできそうにありませんでした。しかし意外なことに、裕二さんから「子どもたちの面倒は見るから行っておいで」と参列を勧められ、ひかりさんは結婚式を兼ねた2泊3日の旅行に行けることに。久々の遠出に身軽な装い、熱々のコーヒーテイクアウト。子どもたちがいたらできないことを伸び伸びとできてテンションが上がります。道中、心配になって裕二さんに様子を確認しますが、朝ごはんも着替えも済ませて、子どもたちとの3ショットを送ってくるほど余裕のある素振りに、ひかりさんは少しだけ自信を失います。そんなこんなで、2泊3日の旅行は終了。子どもたちに早く会いたくて急いで自宅に戻ると、想像以上に散らかった我が家が待ち構えていました。

1話目から読む

このままじゃ愛想尽かされる!?

2泊3日の旅行から帰宅した私を待っていたのは、目を疑うほど荒れ果てたリビングでした。驚きのあまり固まっていると、夫が真剣な表情で「謝りたいことが沢山ある・・・本当にいつもごめん、ありがとう」と突然頭を下げ、数ヶ月前に起きた出来事を語り始めたのです。

話は、私宛に結婚式の招待状が届いた日までさかのぼります。その日、珍しく平日休みだった夫は、友人に誘われて飲み会に出かけていました。

「この間、従兄弟の結婚式に子ども連れて行ったんだけど、大変だったわ」友人のその一言で、私宛に結婚式の招待状が届いていたことを思い出した夫。すると「そっか、旅行がてら子どもたちも連れてってもらえば一石二鳥かぁ~」と、とんでもないことを言い出しました。

夫の発言に、その場の空気が一気にざわつきます。皆の視線が自分に集まっていることに気づいた夫は、戸惑った様子で「えっ、違うの?」と首をかしげました。そこへ1人の女性が「裕二くんのとこ、お子さんいくつだっけ?」とたずねます。夫は「1歳と4歳!いやぁ~俺、洋服の場所すら分かんないし!」と冗談めかして笑いました。

友人は呆れた表情で「お前よく仕事で遅くまで残ってるだろ、休みの日は何してる?子どもと遊んだり風呂入れたりしてる?」と矢継ぎ早に問いかけます。すると夫はポリポリと頭をかきながら「風呂はちょっと大変だから奥さんに任せてる・・・ゴミくらい捨てるよ!?玄関に置いてあるからさ」と言い訳。その瞬間、女性陣は「あぁ~・・・」と、全てを察したような表情を浮かべました。

「お前、このままじゃ愛想尽かされるぞ」「仕事仕事って言うけどなぁ、1回奥さんの大変さを味わった方がいいぞ」「今時育児は協力してやらないとね」次々と浴びせられる正論に、夫は返す言葉もありません。周りの男性陣もうなずくばかりで、夫をかばう人は1人もいませんでした。

「結婚式の間くらいお前が子どもの面倒見ろ!泊まりならなおさら、奥さん1人でゆっくり行かせてやれ」友人からそう諭されてたじろいでいると、突然後ろからガシッと肩をつかまれ「じゃないと俺みたいになるぞ・・・」と離婚を経験した友人から言われました。

友人たちから一斉に非難を浴びたことで、夫はこれまでの非協力的な態度を改める決心をしたそうです。そんなことがあったなんて全く気づきませんでした。だから突然「子どもたちの面倒は見る」とか「気にせず旅行に行っておいで」なんて言い出したのだと、今になって納得したのでした。

友人からの指摘を受けて、裕二さんは初めて、自分がどれほど家事や育児に関われていなかったのかを思い知りました。ひかりさんは仕事で忙しい裕二さんを気遣い、これまで不満を飲み込んできただけで、実は友人たちと同じ思いをずっと胸に抱えていたのです。そう考えると、もし友人の言葉がなければ裕二さんは今も変わらないままだったのかと思うと・・・ヒヤッとしますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ

最新のコメント
  • MKⅡ より

    旦那の友達がまともでよかった。日頃子育てに参加していたら、こんな事にはならないんだけど。

  • 妻と夫は平等だぞ より

    なぜ夫族は家事育児より
    自分の仕事の方が尊く重労働だと固く信じているのだ。
    なぜ、妻は365日あるいは366日、公休もなく
    有給もなく家事育児にワンオペしないといけないのだ。
    家事育児を担って今日も奮闘されている皆様。
    本当にご苦労様です。

この記事をSHAREする