[11]義母の熟年離婚|毎朝の支度にアイロン、日々を無事に送れたことに対する感謝もせずふんぞり返る義父に通告

アイコンイメージ
前回のお話

ある日、義母から何の前触れもなく「離婚することにした」と報告を受け驚くアイさん。夫コウさんは以前から義母の計画を知っていたようで、「ようやくだね」と口にします。遡ること30年前、結婚して家庭に入ったことが全てのはじまりでした。おかずが少ないと文句を言われたり、体調不良でも構わず家事をさせたり。コウさんが産まれても亭主関白ぶりは変わらず、コウさんが体調を崩せば義母の血筋のせいにしたり愛人を作ったりと、まるで独裁者のよう。専業主婦で逃げようにも逃げられなかった義母は、このままではいけないと知り合いを頼って働き先を見つけ、その後は仕事と家事、育児に大忙し。家事ができていないと義父に責め立てられ悔しい思いをしても離婚するためと黙って耐え続けました。そんな時、離婚を経験した友人から「別れるなら夫の退職金が出てからの方がいい」とアドバイスされ目から鱗。義母は義父が定年するまで耐えようと心に決めました。その頃、高校生だったコウさんの成績に対して義母を責める義父に見かねて猛勉強し、「将来は母さんを養えるぐらい稼ぐから」と宣言、コウさんが難関大学に合格した時の義父の親戚中に自慢する態度を思い出し、「俺が合格したのは母さんの献身があったからだ」とキッパリ言い切りました。そんな思い出話を聞いていたアイさんとコウさんに、義父が定年退職した日のことを話し出した義母。当日、家に帰るなり「今日は俺の門出の日だぞ!」と感謝もない義父に離婚届を差し出し、「私の『家政婦』としての全業務を終了させていただきます」と言ったのでした。

1話目から読む

「俺が養ってやった恩を忘れたのか」家を守って来た義母が反論

義父の定年退職の日のこと。帰って来るなり「まだ飯もできてないのか!?今日は俺の門出の日だぞ!」と怒鳴り出す義父は、少しして机に置かれていた離婚届に気づいて驚き義母に詰め寄るも、「今この瞬間『家政婦』としての全業務を終了させていただきます」と静かに、しかしキッパリと言い切ったのです。

「・・な、何を言ってるんだ・・」何の前触れもなく、突然義母にそう言われさすがに動揺した義父は、「だ・・誰のおかげでここまで暮らせてきたと思ってるんだ!」と大きな声で言いました。

「俺が働いて・・」と言う義父の声を遮り、「ええ、その『お金』だけには感謝しているわ。でもあなたの方は?」と義母が義父に詰め寄ります。「毎朝の支度は誰がしてた?そのシャツに毎日アイロンをかけていたのは?今のような生活ができていたのは、あなたに罵られながら私があなたの世話を毎日していたからなのよ?」義母の強い言葉に何も言えなくなった義父は、

「お前・・っ!俺が養ってやった恩を忘れたのか・・!!」と声を震わせながら言い返すも、「『養ってやった』?『恩』?勘違いしないで!あなたはただ外で働いて給料を運んできただけ・・。そのお金をやりくりしてあなたの健康を管理し、不倫されてもあなたの顔色を伺いながら家を守り続けてきたのは私よ・・!」義母はそう言った後、

「私は30年間、あなたの『無償の家政婦』兼『ストレスのはけ口』として仕事してきたわ・・!」と義父を睨みつけてそう言い放った義母。義父は、義母の迫力にたじろぎました。

「私が働きに出た時も、『働きに行かせてやってる』って言われたこと・・忘れてないわ。『家事を完璧にしてから行け』?あの時は、腸が煮えくり返って仕方がなかった・・でも我慢したのよ・・全部、この日のために」義母の言葉に義父は何も言えず、ただただ立ち尽くしました。

「誰のおかげで」「養ってやった」と義母の全てを支配していたつもりの義父。でも本当は義母の力添えがあったから成り立っていたということに気づいて反省できていたら・・。離婚を迫られたとしても変わらない事実に、義父からの謝罪と感謝を聞きたいですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ

最新のコメント
  • あんこ より

    よく言った!!
    他のコメ欄も同じかな?

この記事をSHAREする