合格したのは父の血じゃなく母の献身のおかげ

「お金のため」と心の中で呟き義父からの暴言を耐え忍んでいた義母。コウの成績を義母が責め立てられるのを見てコウは猛勉強を始め、「将来は母さんを養うぐらい稼ぐから」と義母に宣言したのでした。
「父さん、俺が難関大学に合格した途端『さすが俺の子だ』なんて言ってたよね」思い出して呆れるコウに、「ほんと開いた口が塞がらなかったわ」と義母も激しく同意しました。そのコウが難関大学に合格した時の義父は・・
「そうなんですよ。息子が〇〇大学に合格しまして!・・ええ」と誰かに電話をかけている様子。

「最初はなかなか勉強に身が入らなくてね。俺がガツンと指導してやったんですよ。それでようやく勉強する気になったようです!母親はどうしても甘くなる部分が多いから、息子を正すのは父親の役目ですからね!」自信満々にドヤ顔で自慢する義父を見て、「親戚中に電話してるよ・・」と呟くコウ。義母は言葉もなかったようでした。

「いやあ!さすが俺の息子だ!俺の優秀な血を継いでいるからな!母親に似なくて本当に良かったよ。おいフミコ、今日は赤飯だ!俺の教育が正しかったって証明されたな!」電話を掴んだまま嬉しそうに話す義父を華麗にスルーした義母が、「・・おめでとうコウ、本当に良かったわね」とお祝いすると、

「・・『俺の教育』だって?笑わせるな。俺はあんたの理屈が間違っていることを証明したくて机に向かったんだ。あんたが飲み歩いている夜も、母さんは俺の夜食を作って静かに見守ってくれてた」コウはそう呟くと、

「俺が合格したのはあんたの血のおかげじゃない。母さんの献身があったからだ」自分に都合よく解釈する義父を恨めしそうに睨みつけながら、コウは静かに言いました。
コウさんが難関大学に合格した途端、手のひらを返したように「俺のおかげ」だと振る舞う義父。コウさんへの褒め言葉も「さすが俺の息子だ!」と結局自分を賛辞しているだけ。コウさんや義母から冷めた目で見つめられていることに、いつ気づくのでしょうか。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
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恥ずかしいオッさんだな